この特徴的な柄は【ゴブラン柄】と言います。
ゴブラン織りというのは
「ベルギーの染織家ゴブラン(J.Gobelin)が15世紀にパリで創製したといわれる綴(つづ)れ織り。人物・静物・風景などを色糸で精巧華麗に織り出したもの」
だそうです。
中世のヨーロッパで貴族が好んで使っていたそうですが、
20代の男にそんな趣味があるわけもなく、購入の決め手となったのは別の理由がありました・・・。
この特徴的なクッションを初めて見たとき、「あ、懐かしい…」と感じました。
そして幼少期に見た、ある情景が目に浮かびました。
親戚の家にお呼ばれして通された応接室…。
うす暗く静かなその部屋には見たこともないものでいっぱいでした。
ふかふかの絨毯、壁にかかる鹿の剥製、そして立派なゴブラン柄のソファ…!
「ああ、これが大人の世界なのか」とドキドキしたことを覚えています。
このクッションを見た瞬間、「あの時憧れた大人の世界が目の前に…!」
と一人で興奮し、即購入に至りました笑
岡山発の「VOO」というアパレルメーカーの中でゴブラン柄を扱うシリーズが「LIF」と言います。
もともと、時代遅れだといわれ倉庫で大量に山積みにされていたゴブラン柄の生地を仕入れ、若者が取り入れやすいようにデザインしたのが始まりなんだそうです。
チャック部分にも小さなデザインがなされています。
こういった細かいデザインに作り手の熱意を感じます。
かわいいです。
以前使っていたものよりも一回り大きく、非常に抱き心地がいいです。
一見、時代遅れのモノでもうまく取り入れれば部屋のいいアクセントになっています。
大切に使っていきます。