繋げるがポイント。広い土間のある玄関

H&Iさんの玄関のレポートです。

できるだけ広く土間を取りたかったH&Iさん。玄関を拡張し、新設したシューズクロークに繋がる広い土間を実現しています。

リビングとの開口部は縦2m×横1.7m。扉を開けるとリビングと一体になり、広がりを感じる空間です。

「広い玄関にしたかった。土間をできるだけ広くしたかった」とH&Iさん。

Before図面（玄関）

玄関に入ってすぐ右には玄関収納があり、スペースを分断していました。

After図面（玄関）

収納を撤去して、洋室の一部をシューズクロークに変更。棚柱を設置して、天井まで収納できるようになっています。土間をより広く確保するため、上がり框は斜めにカット。

シューズクロークと玄関は仕切らず、つながりを大切に。リビングの入口は扉2枚分（縦2m×横1.7m）の開口があります。これもH&Iさんのこだわりのひとつ。

「雑誌で見てぜひ取り入れたかった」という大きなガラスが特徴の2枚扉。引き違いではなく、2枚が連動して開く扉です。閉めていても、大きなガラスから室内の雰囲気が伝わります。

斜めにカットした框に合わせて、フローリングも斜めに。

「土間を広くとりたかったので、玄関全面を土間にする案もあったんです」とH&Iさん。ただ写真右側にあるトイレや洗面室に行くときに不便だろう、とフローリング張りの部分を残したそうです。
残した細長いスペースが渡り廊下のようにも見えます。

連動して開く扉を、開けた時の様子。

大きくとった土間。斜めにした框。シューズクロークと繋げ、リビングとも繋がる玄関。広がりを感じさせる工夫が詰まっています。
玄関先に立つと、ここがマンションの玄関であることを一瞬忘れてしまいそうです。