nipperさんの洋室の天井に設けられた天窓についてのレポートです。
中古戸建てを自らリノベーションしたnipperさん。洋室の端から端まである天窓は、そのまま玄関の庇へと繋がっています。
L字型の大きな窓に加えて、上からも光が降り注ぐ明るい洋室。
トップライト(天窓)をライン状に洋室の端から端まで設置。このトップライトは庇(ひさし)の役割も果たしています。
nipperさんがイラストレーター(グラフィックデザインソフト)にて設計した庇とトップライトの図面。(道路側から見た図)
右側の図、青く色付けした部分が洋室のトップライトです。そのまま外側へ伸びて洋室の庇にもなっており、さらに玄関上部の庇にもなっています。
庇はガラスをアイアンのフラットバーで支える仕組み。このデザインを実現するためには、ガラスとアイアンを固定する必要があったため、nipperさんはその方法を自分で考えたそう。それが、左側の図。
フラットバーでコンパネをサンドイッチし、その上にゴムを載せ、ガラスとの緩衝材に。そして、ゴムとコンパネ、ガラスをビスで固定するという方法を取っています。
玄関上部の庇がそのまま洋室の庇に繋がっています。
外から洋室の隅を見たところ。
手前が庇に、奥側がトップライトになっているのがよくわかります。
洋室の壁面は一部ガラス張り。
洋室側からガラス張りの壁面を見る。
玄関の照明が見えています。
写真やや右側に写る、小さなパーツとコーキングで壁面とトップライト部分のガラスを固定。高さでいうとわずか5cmにも満たないガラスですが、これでより多くの光を室内に取り入れることができます。
これらの部分をガラスにすることで、より開放的に。外の繋がりを感じさせています。