オープン型のキッチンをスッキリ魅せる

Sobaboloさんのキッチンスペースについてのレポートです。

Sobaboloさんのキッチンスペースは壁付けのオープンタイプ。リビング・ダイニングからキッチン本体だけでなく、冷蔵庫やキッチン用品など、ほとんどものが見えるため、コーディネートが難しいのが難点。Sobaboloさんは見せるもの、隠すものをうまく分け、魅せるキッチンに仕上げています。

モルタルの壁が目を引くSobaboloさんのキッチンスペース。キッチンはSobaboloさん自身がイラストレーター（グラフィックデザインソフト）で設計図を書いたそうです。

それを実際の施工図面に起こしたものがこちら。

メーカーのシステムキッチンと違って、構造用合板で造作したシステムキッチンは引き出しもなく、とてもシンプル。収納スペースは写真右側のカウンターとキッチン前面にある2段の棚のみ。

ちょっと見たところでは、冷蔵庫がどこにあるか分かりません。どこにあるかというと…

キッチンの天板下にありました。

業務用厨房機器で有名なホシザキの冷蔵庫ですが、「覚悟はしていた」ものの、音が気になり、現在は使用していないとのこと。「今は中に食器が入っているんですよ（笑）」と奥様。

使用中の冷蔵庫はキッチンスペース隣のダイニングにそっと置かれています。

キッチンの背面に置かれたカウンターもSobaboloさんが寸法を決めたのだとか。「結構たくさんものが入るので重宝しています」（奥様）

見えるところは徹底的にデザインにこだわり、選び抜かれた小物を配置。そして見せたくないものは、カウンター下などに収納。細かなところまで配慮することで、機能性を失うことなく、空間の印象を決める素敵なキッチンスペースに仕上がっています。