我が家の建具は、ほぼ全てが実際の町家で使用されていた古建具を手直しして使っている。中でも気に入っているのが、この土間−LDK間に設置された4枚の筬格子だ。
これは京都市内にある井川建具にて購入したもの。施工業者さんと一緒に直接足を運んで選んだものだ。
古建具には珍しく、2m近い高さ。4枚並べると、かなり迫力がある。
身長が高い夫は、古い造りの実家ではしょっちゅう鴨居に額をぶつけていたとかで、鴨居の高い家を作りたい!と言っていたが、これなら大丈夫。
格子戸のまま、障子も何も張らずに使用しているので気密性などあったものでもないが、夏は通り土間を吹き抜ける風を通し、冬は薪ストーブの暖気をそのまま取り入れられるので何ら問題はない。
扉を閉め切るとこんな感じ。
なかなか格好いい!
古建具屋で見つけたときの状態。
状態はかなり悪かったが、これだけ大きいサイズのものが4枚揃っているというのは珍しいらしく、あまり悩まずに決めた。
夫と古建具。182㎝ある夫と並んでもこの迫力。
現在の様子。
磨きはかけてもらったが、細かい傷は残ったまま。
シールを貼っていた跡なんかもある。
それもまた味わい、と受け入れている。