通り土間の北部分に位置する階段。北側から2階へ上る形状のため、玄関側(南側)からは階段の裏が見える。構造は木造で、全て杉材を使用している。通り土間の開放感を失いたくなかったので蹴込板は設けていない。
新築工事途中で、ロートアイアン製の階段で踏み板を一段ずつ異なる樹種の板を使用するような階段の設置も検討したが、金額の折り合いがつかず、木造の階段となった。
個人的には、生まれた時から平屋暮らしだったため、家の中に階段がある生活のイメージが全く持てず、階段の位置から構造、仕様に至るまで、計画段階から新築工事完了まで終始ピンときていなかった。なので、階段については、新築時には設置しなくても(取り敢えずは梯子で上り下りするということでも)いいんじゃないか、といった極端な案まで出したほどだ。そんな階段なので、実際に住んで、使ってみて、改善点が多々出てくることと思う。
完成直後の階段の様子。
2010年9月6日、階段設置に向け大工さんが微調整を行っている。
2010年9月8日には2本の桁が設置される。
2010年9月9日、階段の踏み板が設置される。
北側から見るとこんな感じに仕上がった。