天袋板についても地袋と同じくクスノキの無垢材の一枚板を使用している。こちらは通常、天袋を見上げるか、襖を開けて中を覗き込まなければ、クスノキの一枚板が使われていることはなかなかわからない。それでも、襖を開け閉めする際に、直接クスノキの板に彫り込まれている敷居溝が目に入ると、ちょっとニヤッとしてしまう。
また、地袋と天袋をセットで見てみると、なかなか和室っぽく仕上がっていて、クスノキの板もうまく馴染んでいる。あとは、クスノキの匂いがどうかというところ。これは住みながら、使いながら、どう感じるか、心配でもあり楽しみでもある。
2010年9月13日、天袋板が設置され、天袋(窓の上)の形が見えてきた。
クスノキの木目のアップ。落ち着いた風合いの色、木目だ。
天袋板を下から見上げると、一枚板が使われていることがよくわかる。
完成後の天袋及び地袋の写真。
一枚板を使っているので、クスノキの無垢板に直接敷居溝が彫られている。