試し塗りで色味を確認しながら色合いを整えれば、いよいよ本番。
写真の刷毛でベンガラを塗り、ウエス(布)で塗り広げるように余分な塗料を拭き取る、
という作業の繰り返し。
木材の割れ目や節の部分など細かい部分は筆を使って塗っていく。
必要な道具は、ベンガラを調合する器、刷毛、ウエス、筆、手袋など。
まだ壁が張られていない中で、壁が仕上がった時に外に出てくる木部にベンガラを塗っていく。
細かい部分は、大工さんに、最終的に外に出てくる範囲がどこまでかを確認しながら作業を進めていく。
ちなみに、我が家は、通り土間以外は大壁造なので、
ベンガラを塗るのは基本的には土間部分の柱・梁・建具枠等のみ。
その他、例外として、2階の2部屋の梁及び火打にもベンガラを塗るつもりである。
梁下もしっかり塗っていく。
見上げで塗る時は、塗料が垂れ落ちないよう気を付けるが、
それでも作業を終える頃には顔や腕に黒いベンガラが付いている。
2階から見下ろすことのできる梁上もしっかり塗っていく。
作業を一休みしようとビニール手袋を脱ぐと、手袋は真っ黒。
当然、ウエスも真っ黒になっている。
塗装前(北向き2階レベル)。
古材のゴロンボ以外は白木の状態。
少し角度は異なるが、ベンガラ塗装後(北向き2階レベル)。
随分雰囲気が変わる。
塗装前(北向き1階レベル)。
塗装後(北向き1階レベル)。
かなりいい感じになった。
これで白漆喰壁ができたらもっといい感じになるんやろうなぁ。