周りの自然を取り込む庭

hyfactoryさんの庭についてのレポートです。

車が好きで、複数台所有しているhyfactoryさん。駐車スペースを確保するため庭をリノベーション。リノベーションとは言えど、つくり込まず、不要なものを撤去しただけ。しかしそれによって、庭と庭の先に広がる景色の境界が曖昧で、一つの景色の様に感じられます。

手を入れる前の庭。

大きな木が植えられていたり、たくさんの石臼が並べられていたり。趣はありますが、この木の向こうに見える気持ちの良い風景が見えません。駐車スペースを確保したいと思っていたhyfactoryさんの希望とも合いませんでした。

数本の木を残して、その他は撤去。広々としたスペースに。
施工業者に依頼したのはここまで。ここからは自分たちで手を入れたのだそうです。

駐車スペースの土の部分には砂利を敷いて、コンクリートの部分はそのまま。

庭の一部には芝生を植えています。

鬱蒼とした印象でしたが、視界が開け、庭の境に組まれた低いブロックの先に、田畑や里山が広がります。
とても長閑な景色ですが、hyfactoryさんの自宅があるのは市街地まで車で20分ほどの場所。毎日、無理なく仕事場へ行き来できます。田んぼの向こうに背の低い里山が連なり、季節折々、カエルの合唱や鳥の鳴き声、黄金に輝く稲穂、色づく山々を愉しむことができます。

「南側には芝を植えたのですが、雑草がすごくて…（笑）ゆくゆくはしっかり整備して、ガーデニングを楽しみたいと思っています」とhyfactoryさん。

ひなげしが咲いていましたが、これはhyfactoryさんが植えたものではないそうです。「どこからか勝手に飛んでくるみたいです」

こちらは残した八重桜。

これだけのスペースがあります。
「ウッドデッキやゴルフ練習場をつくりたいなと思ってるんですよ」とhyfactoryさん。広いスペースに夢は広がります。

以前に比べると庭の緑は少なくなりましたが、周りの自然を取り込み、広がりを感じる明るい庭です。