隠し部屋のある家

モニョさんの書斎についてのレポートです。

リノベーション当初から、「家に隠し部屋をつくる」ことに興味があったというモニョさん。

壁面に隠し扉を設置し、注意して探さないと見つけられない隠し部屋が実現しています。

こもり感は抜群です。集中して本を読んだり、調べ物などをするのに最適な場所。モニョさんの隠し部屋はちょっとワクワクする、家の中にありながら非日常的な空間です。

足場板が貼られた壁面。飾り棚付きのただの壁に見えますが…、

なんとこの壁が動き、隠し部屋が出現！

この隠し部屋は、モニョさんの書斎スペース。広さは2.5帖ほどです。

2段の本棚とカウンターが長手方向いっぱいに取り付けられています。長いカウンターにはPCやプリンタが置かれ、作業スペースも十分。少し横に移動するだけで、同時に色々なことができて便利。本棚にもまだ余裕がありそうです。

カウンターの右側にあるニッチは、玄関の靴収納の裏側のスペースを利用しています。わずかな空間ですが、カウンター付きで、飲み物や読みかけの本などをちょっと置いておくのにピッタリです。

Before図面（書斎）

元々は和室でした。

After図面（書斎）

その和室の一部はLDKに、一部は隠し部屋に。

書斎のカウンターには飛騨杉の一枚板を使用しています。
赤身のある心材と白っぽい辺材のツートンカラーが綺麗です。こちらは耳を残した一枚板。
※「耳」とは樹皮のこと。
「無垢材はそのまま楽しみたいところですが、書類に文字を書くときにペンが引っかかると困るので、表面をクリア塗装で仕上げてもらいました」とモニョさん。適度なツヤも生まれています。

中で作業をしていても扉を閉めれば、この通り。

初めて訪れたゲストは大体びっくりする隠し部屋のある家。モニョさんはこの書斎がお気に入りで、ここで過ごす時間がとても長いそうです。
こんな非日常が日常的に味わえる空間があれば、毎日がぐっと楽しくなります。