ふぇざさんお気に入りの"宙に浮かぶ"キッチン。
リビングダイニングを広く見せるにはどうしたらいいか…。その答えは「キッチンをインテリアのように魅せる」ことでした。
ふぇざさんのキッチンは、シンク側とコンロ側に分かれたII型キッチン。
II型キッチンの特徴は、省スペースで対面キッチンが実現できることです。
シンク側はワイヤーで天井から吊り下げ、”宙づり”に。
リフォーム後のプラン。
シンクとコンロを平行にレイアウトしています。
「リビング・ダイニングを広く見せるために、キッチンを家具のようにして、リビング・ダイニングの一部にしたらどうだろう」と考えたふぇざさん。
既製品ではなく、オリジナルの造作キッチンを選択しました。
「西宮市内のカフェで、お店の真ん中にあるテーブルがワイヤーで吊られているのを見て。『こうすると空間が広く見えるんだなぁ』と思ったんです」
そこからヒントを得て、キッチンを宙に浮かせることを思いついたそうです。
家具のように見せるため、シンク側の側面には、オーク(ナラ)の無垢フローリングをあしらっています。
汚れやすいコンロ側にも同じくナラ材を使っていますが、突板ウレタンクリア塗装で、お手入れにも配慮。
リビング・ダイニング側から見ると、無垢の床材やダイニングテーブルとも馴染んで、一体感があります。
キッチン下の間接照明が”宙吊り感”を高めるポイント。
気になる排水は、キッチンの内部を通って、洋室の壁(写真右側)の中を伝ってパイプスペースへと流れる仕組みです。
天板は、バイブレーション仕上げ。表面に細かい研磨模様が付いているため、傷や指紋が目立ちにくくなっています。
キッチン背面には名古屋モザイク工業のLAURENTIA(ローランシア)を使用。
立体的なタイルで、ライトが当たるとキラキラします。
「カウンターが厚く見えるほうが格好いいので」と、天板の折り曲げ厚を約5cmと指定しました。細かな希望を叶えることができるのも造作キッチンの魅力です。
シンク側とコンロ側の間は800mm。
どちらにも広い作業スペースがあります。
吊り戸棚はありませんが、収納は豊富。天板の下はもちろん、キッチンの両側に棚を1つずつ設けました。
キッチンの寸法・図面は以下の通り。
ふぇざさんは今後、シンクの上にペンダントライトを設置し、レンジフードの横にワインなどを置く吊り棚を取り付けたいと思っているのだとか。
ワイヤーで宙吊りにし、側面に無垢フローリングを貼ったことで、「住宅設備」からインテリアの一部になったキッチン。
少しでもLDKを広く見せたいという ふぇざさんの工夫が詰まっています。
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 分野:
- リフォーム リノベーション
- 住所:
- 宝塚市逆瀬川1-14-6
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- 0797-72-3450
- URL:
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