あえてコンパクトに見せ、くつろげるダイニングに

joe porterさんのご自宅にお伺いしてきました！

今回は、30帖の大空間の中にありながら、あえてコンパクトに見せることで、落ち着きのある、くつげる空間を実現したダイニングについてレポートします。

joe porterさんは専有面積100平米超のマンションを1LDKにリノベーションしてお住まいです。

LDKは、辺の長さが1：3の長方形で、約30帖の大空間。
キッチンとリビングの間にあるダイニングは、その広さの割にコンパクト。

また、リビング、ダイニング、キッチンのスタイルをそれぞれ変えることで、空間を分けています。

キッチンはモルタルやアイアンなどが使われており、やや工業系、インダストリアルな印象も受けます。

リビングは中央に敷かれた大きなラグが目に入りますが、扉は構造用合板をそのまま用いたもので、落ち着きのある中にもややエッジが効いています。

そしてダイニングだけは、比較的ベーシックなミッドセンチュリーを感じさせる飴色の木製家具で統一。

椅子に座ると、机を挟んで見えるのは近い距離にある壁や家具。

壁面が視線を受け止めることで、ダイニングスペースをコンパクトに見せ、まったりと落ち着ける空間にしてくれています。

また夜になると、ルイスポールセンPH5の絞った場所だけを照らす灯りが、ダイニングを他のスペースとよりハッキリと分けてくれます。

joe porterさんのダイニングは、最小限のアイテムで30帖の大空間の中に、区切りなく区切られた落ち着ける、くつげる空間を実現しています。