靴収納ラックで区切った巧みな玄関レイアウト

arakazさんの玄関は、LDKと一体となった広い土間が特徴。

その土間の真ん中に設置された靴収納ラック。
実はそのラックで、目線、動線に配慮された巧みな玄関レイアウトを実現しています。

ゆとりのある玄関。手前に土間があります。

リフォーム前は、よくある3LDKのプラン。
中央に玄関があり、その両側に洋室が配置されていました。

洋室の一部を取り込み、横に長い土間に変更。
そして横長の土間の中央にL字型の壁を設置し、棚を付け靴収納ラックに。

靴収納ラックの奥は、収納スペースとして利用します。
このスペースには、玄関側からだけでなく室内側からもアクセス可能。
外出するときは室内側から、帰ってきたときは玄関側から…、と動線に無駄がありません。

L字型の壁に、ガチャ柱を取付けた可動式の靴収納ラック。
ガチャ柱とアングルは大阪府和泉市にあるライフスタイルショップ「アントリー」のものです。

正面右手に見えるのは収納の側板。
これがあるおかげで、室内からスペースの内部が見えづらくなっています。

収納スペース内には窓があり、室内側の開口を通って、光と風が入ってきます。

靴収納ラックは、住まいを訪れるゲストに背を向けて配置。収納スペースの目隠しにもなっています。
しかし、高さは天井より低くおさえ、上部が抜けているため圧迫感を感じさせません。

靴収納ラックひとつで、収納スペース内側への目線を遮りつつ、外出・帰宅時のスムーズな動線も実現。巧みな玄関レイアウトを実現しました。