nipperさんのロフトについてのレポートです。
古い一戸建てを自ら設計し、リノベーションを行ったnipperさん。子どもの部屋にロフトを作るため、屋根勾配を変更し、屋根を延長しています。
リノベーションによって、新しくできたロフトスペース。
上記はnipperさんがイラストレーター(グラフィックデザインソフト)で作成した図面。
青いラインが元々の屋根の場所を示しています。今回のリノベーションで、nipperさんは一番外側の黒いラインへと屋根の形状を変更。窓と窓の間にある、鉛筆で書かれた少し太めのライン。ここがロフト部分です。
ロフトの両側にあるのは子供部屋。青いラインの屋根勾配では高さが足りず、ロフトには左の部屋からしかアクセスできませんが、屋根勾配を黒いラインに変えることで、ロフトの右側にある部屋からもアクセスできるようになります。
施工途中の様子
元々の屋根の形状は写真やや上にある、濃い茶色の三角。その三角の左側、白っぽい木の部分が新しく架けられた屋根です。三角の頂点よりも右側に伸びているのがわかります。
完成後の様子
こちらは西側の子供部屋(図面左側の部屋)から見たロフト。見えている梁は元々の家のものです。
こちらは東側(図面でいうと右側)の子供部屋。元の屋根の勾配だと、こちら側からはロフトに上ることができませんでした。
ロフトにはハシゴで出入りします。
ロフトから吹き抜け部分を見る。
こちらの梁(手前の柱)は、新設したものです。写真左にある窓の上が、新しい屋根で一番高い部分に当たります。FIX窓を設置したことで、光が1階にまで降り注ぎます。
ロフト全体の様子(東側から)
先ほどの窓から差し込んだ光は向こうの部屋へ…。梁が各所にありますが、白く塗られているため明るく、壁面が少ないため開放感感があります。ロフト、というと隠れ家のようなイメージがありますが、このロフトは少しだけ違う印象。
向こうに見えるのは、西側の子供部屋の天井。
両側の部屋からアクセスできるロフトにしたことで、子供たちも光も風も、自由にお互いの部屋を行き来できます。