TKSさんのリビングのポイントは、壁面に配置された組子欄間の違い棚。
リフォームのテーマである「和」を演出するのにぴったりなインテリアです。
これはTKSさん夫婦のお気に入りのホテル、ザ・リッツ・カールトン京都をイメージしています。
リフォームを考えていたときに、組子欄間の存在を知り、興味を持ったTKSさん。
出会ったのは、富山県にあるタニハタ社のものだったそうです。
「ホームページで実物を見られる場所を調べてみたら、ザ・リッツ・カールトン京都に使われているということだったので、実際に見に行きました。ホテル自体もとても気に入ったので、どこかに使いたいとプランナーさんにお願いをしました」
提案されたのが、この違い棚。
互い違いに組子欄間とオープンスペースを配置し、棚内側の天井には間接照明を仕込み、棚の内部を照らすように。
壁面は珪藻土塗り、クシベラ仕上げです。
棚の内部は間接照明で照らされ、より陰影が際立っています。
違い棚の下には、フローリングと同じ「モミの木」の突板で造作したTVボード。
そしてその左側には、元々出窓になっていた部分を利用してカウンターを設置。こちらも「モミの木」の突板を使用しています。
「座椅子を置いて、書斎カウンターのように使おうと思って」とTKSさん。
和のリビングにぴったりです。
この空間の雰囲気作りに一役買っているのは、バルコニー側の窓に取り付けた「プラマード(内窓)」。
荒間格子デザインで、ガラスは複層ペアガラス。
「近くに電車が通っているので、その防音と、気密性の向上のために設置しました。上層階ではないので、眺望は見込めない。外が見えないほうがいいのではないかと考えたんです」とTKSさん。
かつては一部の特権階級にしか許されなかった組子欄間がつくり出す高級感、豪奢さ、非日常。
日常の音や景色を遮断する内窓を使い、組子欄間を住宅のインテリアとしてうまく活かしています。
- 施工・購入:
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- 分野:
- リノベーション リフォーム
- 住所:
- 神戸市東灘区森北町1-7-1
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