のりすけさんのリビングのレポートです。
リビングの一角に設けられた3帖の和室。360mmほど床上げしています。天井は高さのある勾配天井。上部はロフトに繋がり、3帖には見えないゆとりのある和室に仕上がっています。
「友達や両親が泊まりに来たときに寝てもらうスペースがいるよね、ということになって和室をつくりました」とのりすけさん。
「どのくらいの広さにするか迷ったんですけど、将来的には和室の手前側のスペースにダイニングテーブルを置きたいと思っていたので、約3帖にしました」(奥様)
和室の床は一段高くなっていますが、天井は右から左へ高くなる勾配天井のため、圧迫感はありません。
和室の右側の白い壁も、左側の茶色の壁も、構造壁のため撤去できなかったものです。押入れの上部にあるロフトとの間には壁を設けず、棚板を2枚だけ設置。空間をつなげることで、奥行きが感じられます。棚板に設置された照明を点けると、和室に光りが差し込みます。
和室には床下収納が設けられています。よく見かける「床下収納ユニット」は使わず、構造用合板に穴を開けただけのフタを利用する簡単仕様です。
普段は畳で隠れる部分。「これで十分です」と、のりすけさん。
収納の建具は観音開きの障子。両面に障子紙を張った「太鼓張り」です。枠に利用した構造用合板の断面がアクセントとなっています。
障子紙の素材は紙ではなく、丈夫なプラスチック製。
のりすけさん曰く、「本当は坊主張り(縁まで巻き込む張り方)にしたかったのですが、障子紙をプラスチック製にしたため、固くて巻くことができなかった」そうです。しかし十分にすっきりとした印象で、和の印象が抑えられており、リビングにあっても違和感がありません。
右から、リビング→和室→ロフトと左へ行くにつれて高くなる天井と床。平面だけでなく、高さを活かして立体的にプランニングしたことで、動きのある空間になっています。
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