nipperさんの浴室のレポートです。
正面の壁はモルタル。その他の面はホワイトの塗装とタイルで仕上げられた浴室。浴槽や水栓も極シンプルなものがセレクトされ、間接照明で照らされたその空間は、どこかアートも感じられます。
「前に住んでいた家から浴槽を持ってきたんですよ」とnipperさん。
シンプルな洋風バスタブを設置しています。浴槽の下に4本の足がついており、床にアンカーボルトで固定しているそう。「モルタルの中にアンカーボルトを埋め込む必要があったので、ずれないようにするのに苦労しました」(nipperさん)
浴室内の給湯リモコンは、浴槽よりもやや低い位置に取り付けられています。
シャワー、カランもシンプルなものを設置。
当初壁は全面モルタルも考えていたそうですが、バランスを見て一部白く塗装したのだとか。
「全部がモルタルだと、寒々しい感じがするかなと思って」(nipperさん)
床のタイルも白。寒々しさは感じません。
やや高い位置に取り付けられた窓は、プライバシーを守りながら採光を確保してくれます。壁面のほぼ端から端まであり、細長い形がシャープな印象。
照明は壁面の端から端までの長さのバランス照明(間接照明)。ライン状のパネルで一部の光を遮りつつ、天井と壁面を照らすことのできるライトです。
洗面室から。
入口はガラス張りの引き戸。洗面室に光を取込むだけでなく、浴室と洗面室を一体の空間に見せる効果があります。
塗り分けられた壁、横長の窓、ライン状の間接照明、丸みを帯びた可愛らしい浴槽。選び抜かれたシンプルなパーツたちを適所に配置し、どこかアートも感じさせる浴室を完成させています。