nipperさんのトイレについてのレポートです。
コンパクトに見えるnipperさんのトイレ。しかし、実は一部が外にせり出していることと、タンクレストイレでゆったりとしています。
せり出した部分には、造作手洗いカウンターを設置。シンプルながら機能的な空間です。
アンティークの扉が設置されたトイレ。間口はコンパクトに見えますが、トイレの一部は写真右側の窓よりも外に突出しています。
nipperさんがイラストレーター(グラフィックデザインソフト)で作成した自宅の間取り図。
当初の予定では外壁のラインは真っ直ぐになる予定でしたが(図面の右側)、途中でトイレを広げることに(グレーの部分)。手洗いボウルや収納などを確保するためです。そのおかげで、トイレ内はゆとりがあります。
施工中の写真
カウンターも古材で造作。手洗いボウルはアンダーカウンタータイプ(サンワカンパニーのミルキィ)。そして、壁をふかして壁出し水栓(壁から直接水栓が出ている仕様)を設置しています。
カウンターの下には収納を確保。扉は3枚です。手前の養生テープが付けられている2枚の扉は観音開き。
奥の1枚は、すぐ横にトイレ本体が設置されるため、開き戸にすると開けにくいので、スライド式に。実際に使うときのことを考えての発想です。
完成後(2年半後の様子)
カウンターに味が出てきています。
ペーパーホルダーはシンプルなアイアン。
窓は天井に近い位置につけています。手洗い用配管の厚みを利用して出窓風に。光と風は取り入れながら、人の目を気にすることはありません。
床はLDKと同じモルタル仕上げ。シンプルで無駄のない機能的なトイレです。