Sobabloさんのリビングのレポートです。
昭和50年前半に建築された当初からあった羽目板天井とカーテンボックスと窓枠。特に羽目板天井が気に入ったというSobabloさんは、それらを活かしてリノベーション。古いものと新しいものを巧みに組み合わせて、新しい素材だけでは出せない味わいのある空間を実現しています。
新旧の無垢の木材が使われたSobabloさんのリビング。木の暖かみが感じられます。
アルダー材の無垢フローリングやウッドブラインドは約1年半前のリノベーションで新しくしたもの。
羽目板の天井、窓枠、そして現在は使用していないカーテンボックスは、実は昭和50年代前半に建築された当初からこの場所にあったものです。
新しく交換した部材は、元あるものに色味を合わせたことで、うまく調和しています。
とは言え、「古いものをそのまま残す」ということは、傷などもそのままだということ。しかし、新築に魅力を感じなかったというSobaboloさん。「本物の木を使っているので小さな傷のような、前の居住者の名残りがあっても、それは逆に味になるなと。この家を購入する時に、前の家主の方と直接お会いしたので、どんな人が住んでいたかも知っていますし。時間を経た木の味はプリント材などでは出せない良さがあります」
TVは直接、床の上に置いています。「すごく気に入ったものがあれば、置くかもしれませんが、今のところTV台の必要性を感じていません」とSobaboloさん。また「高さのある家具は、圧迫感が出るので避けています」と奥様。家具は必要最小限で、高さのないものを選んでいます。
キッチンやダイニングよりも少し低く、羽目板が設置された天井は、圧迫感を感じやすいポイント。しかし、背の低い家具を配置したことで、圧迫感を感じることはありません。また羽目板天井のやさしい木の色合いが、空間に落ち着きを与えています。
明るさを抑えた照明も落ち着ける空間を生み出している要素の一つ。
羽目板に3つ並んだダウンライトも、分譲当時からのものだとか。
窓が多く、昼間は明るいSobaboloさんのリビング。夜は明かりを絞り、必要最低限の明るさに。がらっと印象が変わり、雰囲気のある空間に変化します。
リノベーションの際やインテリアに古材を使うことはよくあることです。しかし、その場所で時を過ごしてきた素材をそのまま活かすということは、他から持ってきたものを取り入れることとはまた違う特別さを感じます。
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