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レイコさん

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石垣全 4 話

石垣の代表写真

第 2 話

last update : 2015.6.21 DIY
第 2 話

石垣の補修2

普通

 石垣補修の手順は、以下の通り。
 先ず、ツルハシで竹の根をおがす(おがす≒掘り起こす、普通に使っていましたがどうやら方言のようです)と同時に、昔の石垣に使われていたと思われる石も掘り出す。この際に多量の瓦礫類も発掘される…。
 そうして石を組むスペースができたところで、石の配置・組み合わせを考えながら実際に使用する石を選ぶ。崩れてはいるが、元々石垣があったので石は大小様々なものがある。建物着手前の2010年4月頃から少しずつ敷地内の整理をしてきたが、その際に出てきた石も大量にあるので、それらの中から座りのいい石・上手く組み合わさる石を選定。
 そして、ここが重要なのだが、組んでいく石の裏側に小石をしっかり詰める。これは排水のためのもので、擁壁の役割を果たす石垣には、なるべく水圧がかからないようにする。コンクリート擁壁でも、土圧(擁壁背後の土により擁壁を倒す方向にかかる力)+水圧(地中にしみこんだ雨水や地下水などにより擁壁を倒す方向にかかる力)とならないように、水抜き穴を設けているが、それと同じである。水抜きが上手く機能しない場合、擁壁(石垣)に過大な力がかかり、崩壊する危険がある。
 とまぁそんな感じで、僅かずつではあるが、石垣補修は進んでいく。
 ちなみに、作業は冬場の方が捗る。というのも、冬場は、日照時間が短く、寒いという欠点はあるものの、虫がいない(正確には活動している虫が少ない)こと、草類が繁茂していないことが作業効率を上げてくれるからだ。
 石垣補修は着手から1年余り経つが、完成までにはまだ数年かかりそうだ。

2010年11月20日の進捗。

2011年3月20日時点の進捗状況。
石垣に立てかけてあるのは、必需品のツルハシ。

わずか1m程度の進捗で写真左下の塊のような竹の根っこが出てくる。

2011年12月29日時点での進捗状況。
ツルハシ以外にもスコップ、ノコギリ、ラチェット剪定ハサミ、一輪車、ブリキのバケツ、それに革手袋は必須の道具。

kapperso さん

2015.6.22

たいへんだと思うのですが、出来上がった時にはビールがうまそうです。

レイコ さん

2015.6.24

実際にめちゃくちゃ美味いです。
ただ熱中すると水分補給を忘れがちになるので死にそうになってます

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