こだわったカウンターキッチンとリビングのレイアウト

モニョさんのキッチンスペースについてのレポートです。

LDを見渡せるように配置されたキッチンはI型で、サイズは2550mm。

リビングのレイアウトにこだわったカウンターキッチンは、吊戸棚をつけなかったことで、開放感があり、リビングダイニングとのつながりを感じる空間になっています。

リノベーション後のキッチンスペース

対面式です。

Before図面（キッチンスペース）

リノベーション前は、壁付けタイプでした。
「どうしても対面式にしたかった」と奥様。ただ、色々と制約があり大変だったそうです。

キッチン横の窓、そしてその隣にある柱が悩みのタネ。
壁付けのキッチンを対面式にと考えると、そのまま180°回転させるのがよくあるパターンですが、モニョさんの場合は、窓と柱があるため、すんなりとは配置できません。

After図面（キッチンスペース）

そして、最終的にはこの形に。
一部を壁面に付けたL字型キッチンも考えたそうですが、そうなるとリビング（図面左側）に対して背を向けて作業するタイミングが発生してしまうので、NG。L字型よりもスペースは必要ですが、I型にしてリビングダイニングを見渡せる配置にしています。

キッチンはクリナップのラクエラ（W2500mm）。調理スペースが広く取られています。背面の柱からキッチンまでの距離は約1100mmあり、2人で作業しても余裕のある広さです。

天井の梁との兼ね合いと、開放感を得るため吊戸棚は設置していません。

ダイニング側から見たキッチン。

キッチンの背面にある窓からは光と風が通り抜けます。

キッチンにはカウンターを設置。立ち上がりを約15cm設けているため、手元やシンクの中が見えにくく、水はね防止にもなっています。笠木は構造用合板（クリア塗装）。

このようにリビング・ダイニングをすっと見渡すことができるキッチン。1人で作業していても疎外感がなく、皆で作業するにも十分な広さを確保。家族の繋がりに配慮された空間です。