マンションとは思えない、TKSさんの玄関。
でもリフォーム前は、窮屈さを感じる玄関だったそうです。
そこで京都の路地をお手本に、和テイストの広がりのある玄関を実現しています。
部屋の中央付近から入る、いわゆるセンターインプラン。
廊下部分は横幅を確保していますが、玄関は狭く、圧迫感を感じたそうです。
それを解消すべく、TKSさんが考えたのは横幅で広さを確保するのではなく、縦の長さを強調し、狭さを感じさせないというプラン。
「京都の路地のイメージなんです。あれって『狭い』というよりも趣を感じますよね。それを狙いました」(TKSさん)
京都には先斗町に限らず、路地があちこちにあり、街の風情を作り出しています。
路地の奥には料亭があったり、向こう側の通りに抜けることができたり…。路地を見ると、この先に何があるのか、少しわくわくしします。
TKSさんの玄関にも、そんな楽しさを感じます。
床には飛び石を一直線に敷き、一段上がった両脇の障子の下には間接照明を配置しています。
天井は網代と組子の欄間で玄関の奥行きを強調。
正面の壁には「どこかに使いたかった」という丸窓を設置して、目線が正面、奥に行くようにしています。
また障子の竪子(木枠)や塗り壁に付けられた筋には、天井までの縦のラインを感じさせる効果が。
天井高は2130mmと高くありませんが、視覚効果でそうは見えません。
障子を開けると、両脇に廊下があり、まるで通り土間のような雰囲気。
右側は寝室、左側はリビングに繋がる廊下です。
「イメージ通りに仕上がって満足しています」とTKSさん。
斬新なプランニングで、空間の窮屈さを解消しただけでなく、
玄関を開けたとたん、ここがマンションであることを忘れ、まるで京都の路地に迷い込んだような錯覚を覚える玄関に仕上がりました。
- 施工・購入:
- 遊 → イエナカプロのページ
- 分野:
- リノベーション リフォーム
- 住所:
- 神戸市東灘区森北町1-7-1
»地図を見る - 電話:
- 078-412-6161
- URL:
- http://www.planning-you.com/