隠れ家カフェをイメージした、ふぇざさんの玄関スペース。
ポイントは足場板の壁と、あえて遠回りした曲がり道です。
カフェのように寛げる家にしたかった、と ふぇざさん。
「なかでも隠れ家的なカフェがいいなと思って、玄関からリビングへ、わざと遠回りするような曲がり道をつくったんです」
片方の壁には広島のWOODPROから取り寄せた杉足場板古材を施工しました。
杉足場板古材は、建築現場で使われた足場板の再生品。割れや傷、釘跡そのものが味わいになります。
「玄関には窓がなく光が入らないので、常に電気を付けることになるのですが、ライティングを活かすため、壁に立体感がほしかったんです」というふぇざさん。
薄い足場板と厚い足場板、2種類の足場板を、色々な幅や長さにカット。それをランダムに壁にレイアウトしています。
立体的な壁にライトがあたると、陰影が出ていい雰囲気。
「イメージだけ伝えて、大工さんにお任せしたので、どんな仕上がりになるかわからずチャレンジでしたが、大工さんがいい感じに仕上げてくれました」(ふぇざさん)
オープンなシューズ収納は、ガチャ柱にブラケットを設置し、棚板を置いただけのシンプルなもの。高さは自由に変更することができます。
棚板の集成材はフローリングに近い色で塗装し、仕上げています。
フローリングは、京都・丸嘉の「オールドヒッコリーフローリング ヴィンテージグレーライン」。表面にエイジング加工を施した無垢フローリングで、古材足場板の雰囲気とも合っています。
玄関土間はモルタル仕上げです。
杉足場板が組まれた壁に沿って曲がり道を進むと、左に濃いブルーのリビングドアが見えます。
右側の扉はウォークインクローゼットの扉です。
「好きなブルーを目立たせたかったので、ウォークインクローゼットのドアはナチュラルな色を選びました」
玄関ドアを開けると、陰影のある壁が目の前に現れ、曲がり道のため、先が見えない。曲がり道の先には、それまでの落ち着いた色味とは全く違うブルーのリビングドア…。
このドアの向こうにどんな隠れ家が待っているのか、ワクワクする演出です。
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 分野:
- リフォーム リノベーション
- 住所:
- 宝塚市逆瀬川1-14-6
»地図を見る - 電話:
- 0797-72-3450
- URL:
- https://www.wills.co.jp/refor...