窓のなかった玄関にリフォームで窓を設置

入ってすぐ、正面が壁になっていた玄関。

室内を外から見通せないという利点はありますが、圧迫感があるのも確かです。

グリーンさんは、洋室部分を削って玄関を広く確保。プライバシーに優れた点はそのままに、広々とした空間と窓を手に入れました。

廊下と玄関の奥行きが同じだった元の玄関。
横幅は比較的広く確保されていたものの、靴を収納するスペースがなく、圧迫感もありました。

そこを約2倍の奥行きにリフォーム。
正方形に近い空間にすることで、広がりを感じる玄関に。

収納は腰の高さのフロアキャビネット（ウッドワン）。床面から200mmの高さに取り付けたため、より奥行き感が出ています。

床は大理石（クレママルフィル）。廊下部分も同素材です。上がり框の部分は少し角度を付けています。現場で加工したそうです。真っ直ぐ斜めに配置しているよりも表情・高級感があります。

そして注目すべきは写真右側の窓。

窓には木製の枠縁材を設置して、ロートアイアンをはめ込んでいます。
ここはマンション。もちろん、新しく窓を作ることはできません。

実は、元洋室だった部分の窓の一部を利用しています。

玄関を拡張することによって、本来であれば塞がってしまう窓。
その部分の壁を一部繰り抜いて額縁を付け、ロートアイアンをはめ込むと、まるでこのサイズの窓があるように見えます。

元洋室のウォークインクロゼット側の窓はこのような感じに。

窓の途中に壁があることがよくわかります。
この窓を玄関側から開け閉めすることは少し難しいですが、ウォークインクロゼット側からであれば、スムーズに開け閉め可能です。

この工夫で、暗く狭い印象だった玄関が、広く明るい玄関に生まれ変わりました。