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和室の記事

kimkimさん

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和室1全 11 話

7年1ヶ月使用中
和室1の代表写真
和室1にあるアイテム
  • 床材
  • 壁材
  • 天井
  • 扉・戸
  • その他
  • 床材
  • 壁材
  • 障子

第 11 話

イエナカスタッフさんによるレポート

REPORT

last update : 2018.4.5 レビュー
第 11 話

視覚的効果がギュッと詰まった和モダンの和室

和室がなかった中古マンションをリフォームし、リビングに隣接した和室をつくったkimkimさん。
和モダンをテーマに、色とアイテムがもたらす視覚的効果を、空間づくりにうまく活かしています。

「田舎育ちということもあり、畳部屋は必須」だと考えていたkimkimさん。
普段は開放して、リビングの一部としてくつろぎの空間にしつつ、来客時は客間として利用しているそうです。

和室のテーマは和モダン。
和テイストが強くなりすぎないように、畳はシックなチャコールグレーに。
天井にもグレーのクロスを合わせています。

【視覚的効果その1】
和モダンを意識した畳と天井。
天井と畳に濃い色を持ってくることで、横方向に広がりと奥行きを感じさせる視覚的効果があります。
天井の色は、畳の色よりも明るい色を使うことで、圧迫感を軽減。程よい「こもり感」があります。

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ソファ付近から見た和室。コミュニケーションが取りやすい配置
ソファ付近から見た和室。コミュニケーションが取りやすい配置

「LDKのどこからも死角ができないようにして、コミュニケーションが取りやすいようにと配慮しました。リビングとの間の仕切りとなる障子戸は重ねてコンパクトに収納できるので、普段はとても開放的な空間なんですよ」(kimkimさん)

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こだわりの細かい縦格子
こだわりの細かい縦格子

リビングとの間仕切りは絶対障子戸!と決めていたそうです。
ここにもモダンの要素を取り入れ、細い縦格子に。色はスモークオーク調にして、他の建具や棚板との色を合わせました。

【視覚的効果その2】
収納の扉は襖です。床から浮かせて設置し、下部に間接照明を仕込みました。

この収納もポイントの1つ。
床から天井までの収納に比べて、床が多く見える分、広く実際よりも奥行きを感じます。

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スプーンカットの床材
スプーンカットの床材

間接照明で照らしているのは、スプーンカット加工したフローリング。
凹凸が綺麗に見えます。

「まだ生かしきれていないと感じています。今後見せ方を考えていきたい」とkimkimさん。

【視覚的効果その3】
棚に張った、黒の市松模様のアクセントクロスも奥行きを感じさせるポイントです。

黒は収縮色・後退色と呼ばれます。
実際よりも小さく、遠ざかって行くように見える色です。


「両親の希望もあって、神棚を設置したのですが、いかにもな神棚はこの和室にミスマッチになると思ったので、社がないシンプルでスタイリッシュな造りのものを選んでいます。」(kimkimさん)
違和感なく、馴染んでいます。

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座布団は、ネコのシルエットと肉球がデザインされている。
座布団は、ネコのシルエットと肉球がデザインされている。

【視覚的効果その4】
そして、小ぶりな角テーブルと座布団。
小さめを選んだことで、リビングから見たときの遠近法でより遠くに感じる効果があります。

座布団は、「『和』に寄り過ぎないよう意識して」ネコのシルエットと肉球がデザインされた可愛らしいポップな柄をセレクト。

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和室から見たリビング。
和室から見たリビング。

和室の天井をリビングよりも低め+暗めに設定しているので、和室からリビングを見るとより開放的に見えます。

1つ1つのアイテム選びにこだわり、オリジナルの空間を作り上げたkimkimさん。
それらを組み合わせたことで視覚的効果を生み出し、和モダンなだけではない、空間に広がりをもたせる和室を実現しています。

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