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ウィル空間デザインさん

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last update : 2015.1.17 レビュー

三角スケールの使い方

皆さん三角スケールをご存知でしょうか?

左の写真を見て頂いたらお分かりになると思いますが、横から見ると三角形の定規です。

本来は製図用ですが、今はほとんどがコンピューター、CADと呼ばれる製図用のアプリケーションで製図しますので、実は建築やリフォームの営業マンやユーザーに使われることが多いかもしれません。

業界では「サンスケ」と呼ばれ、絶対に欠かすことのできないアイテムです。

1つのスケールに6つの縮尺メモリが付いており、図面の尺度に合わせて、メモリを選んで長さを測っていきます。

メモリにも様々な種類があります。
1/50、1/100、1/200、1/250、1/300、1/400、1/500、1/600など様々です。


例えば図面の中に6mの線を引こうと考えた時・・・

普通の定規で大きさを測ると・・・寸法を合わすために一度計算をしないといけません。

1/100だったらわかりやすいですね、6mであれば6㎝の線を引けばいいです。


同じ要領で、

1/200の場合・・・600÷200=3㎝
1/300の場合・・・600÷300=2㎝
1/400の場合・・・600÷400=1.5㎝
となります。

今は簡単に割り切れるもので計算していますが、これが例えば6.3mなどになってくると、暗算では難しく、電卓が必要です。

ここで登場するのが三角スケール。


めんどうな計算をする事なく図面の縮尺に合わせてスケールを使うと、6mの線を図面に書き入れることも簡単に出来ます。
※詳しくは左の写真を参照してください。

また三角スケールがあれば、図面に寸法が書かれていない部分のおおよその寸法も分かりますし、「このプランに、欲しいと思っていた、あのソファとテーブルを置けるかな?」といった家具配置を考えるときにも役立ちます。

ぜひ、三角スケールを使って、理想の間取りやインテリアプランを実現して下さい。

まずこれが三角スケールです。

横から見たときに三角形になっているのが特徴。
3つの角、それぞれにメモリがついています。合計6カ所です。

今回は6mの正方形を想定して書いています。

1/100、1/200、1/300、1/400、1/500、1/600のスケールで同じ6mの四角形を書いた写真です。

1/200で見た場合、まず一般的な定規で見ると3㎝です。

1/200で3cmなので、3cm×200=600cm(6m)だとわかります。

次に三角スケールを使った場合。

メモリが1/200で書かれているため、計算することなく6mだとわかります。

また、間取り図に書かれていない部分のおおよその寸法を知ることもできます。
この図面は1/50なので、1/50の三角スケールをあてています。

例えば、「手持ちの本棚(幅750mm)をこのスペースに置けるかな?」と家具の配置について考えるときにも役立ちます。
今回の場合は、壁からクロゼットまで大体850mmのため、750mmの本棚は余裕を持って置けそうだとわかります。

ウィル空間デザイン さん

2015.9.18

コメントありがとうございます。メールでもお問い合わせいただきましたので、メールで回答させていただきました。

2014年 8月 1日

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