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イエナカプロ

洗面台

全 1 話

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last update : 2016.8.19 その他

メーカー製洗面台と造作洗面台

洗面台には大きく分けて3種類あります。

メーカー製の洗面台と全てのパーツを選んで造作する造作洗面台。あとはその2つを組み合わせたハイブリッドタイプの洗面台です。

それぞれの洗面台のポイントについてご紹介します。

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メーカー製の洗面台
メーカー製の洗面台

まずメーカー製の洗面台は、セミオーダー式のものもありますが、ほとんどが規格サイズ展開。工場で作成されたものを現場に搬入して設置します。
仕様やデザインも限られますが、実用性に関しては、これが一番。

大きな洗面ボウルと台が一体になっていて、お掃除もラクです。
収納スペースも豊富で、歯ブラシなどの小物からバスタオルまで、キチンと収納できます。
製品によっては鏡に曇り止め機能がついているのもポイントです。

小さいお子様がいらっしゃるご家族は、メーカー製を選ばれることが多いです。
またメーカーの保証付きのため、アフターメンテナンスに安心感があります。

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メーカー製の洗面台その2(LIXILの「エモア」)
メーカー製の洗面台その2(LIXILの「エモア」)

メーカー製の中にもこんな、造作洗面台のような雰囲気のものもあります。

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造作洗面台
造作洗面台

次に造作洗面台は、洗面ボウル、水栓、カウンター、トラップ、ミラーなど、すべての部材を選び、それらを現場で加工、取り付けを行います。
※洗面ボウルや水栓、排水金物によっては、組み合わせができないものもあります。

デザイン性に富んでいますが、カウンターへの水はねが気になったり、掃除はちょっと手間だったりします。

造作の場合の洗面ボウルは国内外のメーカー製品の中から選ばれる方が多いですが、中にはお気に入りの焼き物を使用される方もいらっしゃいます。

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こちらは輸入品。
こちらは輸入品。
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タモ材のカウンター
タモ材のカウンター

カウンター素材はメラミン化粧板、人造大理石、水濡れOKなタイル(役物タイルがあるときれいに仕上がります。)がおすすめです。

集成材のカウンターは、そのままの状態だと水で変色したりや腐食したりするため、防水効果のある塗装を施す必要があります。
費用はメラミン化粧板などに比べるとぐっと安くなりますが、塗装で完全防水になるというわけではないので、水に濡れた状態で長時間置いておかないなど、注意が必要です。

また重量のある洗面ボウルやタイル張りのカウンター、人造大理石のカウンターなどは、その重さを支える為、足が必要な場合もあります。
(上記写真は埋込み型洗面ボウル+足付きのタイル張りのカウンター)

上記は足なしの洗面台。

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カウンターなしの例
カウンターなしの例

カウンターなしで洗面ボウルを直接壁に取り付ける場合もあります。

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キャビネットをカウンターに。
キャビネットをカウンターに。

また、キャビネットをカウンターにしたり、

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ペデスタルシンク
ペデスタルシンク

足付き洗面台を選ばれる方も。

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ハイブリッドタイプの例
ハイブリッドタイプの例

そしてこちらがハイブリッドタイプ。
パターンとしては、洗面ボウルと台の部分はメーカーのもので、鏡と照明は造作でというものが多いです。

掃除がしやすく、コーディネートにも自由度があります。

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ハイブリッドタイプにタイルを組み合わせた例
ハイブリッドタイプにタイルを組み合わせた例

タイルを貼ると印象が大きく変わります。


洗面台を選ぶ際には、デザインの他、自分のライフスタイルを振り返って、洗面台で毎日何をするのか、洗面台にどんな機能を求めるのかなどを考えて、メーカー製か造作か、またはハイブリッドにするのかを考える必要があります。

毎日必ず使う洗面台だからこそ、お気に入りのスペースにしたいですね。

2014年 8月 24日

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