空間デザインの森田です。
タイルの施工方法は、施工箇所や素材によって違います。
今回は、玄関土間のタイル施工手順についてです。
玄関土間(下はコンクリート)に、バサモルタルを広げ、下地を作っていきます。
※バサモルタル…通常のモルタルよりも水分を少なくしたもの。
タイルが貼れるように、コテで水平にならしていきます。
とても綺麗です。さすがプロ。
次に、どう貼れば収まりがよいか、タイルの配置を考えます。(これをタイル割りといいます。)
平らにならしたバサモルの上に乗る場合は、足元にベニヤ板やタイルなどの板材を敷きます。
すると体重が面で分散されるので、バサモルが凸凹になりません。
直接踏むと恐ろしい結果に・・・
一旦タイルを外して、モルタルを下地に塗ります。
これが接着剤となり、下地とタイルをくっつける役割を果たします。
モルタルが乾いてしまわないうちに、ゴムハンマーを使ってタイルを貼ります。
このように壁に凹凸がある場合は…
その凹凸に合わせてタイルをカットします。
貼り終わりました!
巾木を貼ります。
巾木はモルタルではなく、接着剤で貼ります。
仕上がりまでもうすぐ。
次は目地を詰めます。タイルの上から大胆に塗りこみます。
はみ出た目地を拭き取ります。
水を含ませたスポンジで拭くと、綺麗に目地材が拭き取れます。
完成です!
貼りたてのタイルの上は踏まないように注意が必要です。
施工後、タイルの上を歩く場合は、目地の上を踏まないように。タイルの上に板が置かれている場合は、その上を歩きます。
乾いていない目地の上を直接踏むと、目地にひび割れが生じてしまいます。