トイレの二重窓を自作

6月21日にきよさんのご自宅にお伺いしてきました。

きよさんは、約5年前に神戸の旧グラシアニ邸をテーマに自宅をリノベーションされ、その後もご自身でどんどん手を入れるDIYの達人です。

今回はレストルームの様子と、自作した二重窓（内窓）をレポートします。

上はリノベーション直後の様子です。

リノベーションでは壁紙の張り替えと、扉、トイレを節水タイプの物に交換。
それ以外は再利用しています。

「床のタイル、このままでもかわいいでしょ」と奥様。
『使える物は大切に使う』きよさんと奥様の想いが、ここにも反映されています。

トイレの扉には花柄模様のフローラガラスが用いられており、扉の色と相俟ってノスタルジックな雰囲気が漂います。

リノベーション後に「窓枠のサッシがトイレの雰囲気に合っていない･･」と感じたきよさんは、木製の二重窓を自作。
この二重窓はDIY初期の作品で、作成当時は工具なども十分に揃っておらず、それでも「この空間をどうにかしたい･･!」という強い想いで作られたそうです。


作成手順は、窓枠の採寸→木材をカット→木材を接合→ルーターで縁取り→ダメージング→塗装→窓枠の裏からアクリル板をネジで留める→窓に設置。


「正直この窓は失敗作です」ときよさんは言いますが、アルミサッシが見えなくなり、空間に統一感も出て、ぐっとジャンクテイストに。
さらにこの時の経験が、サンルーム・温室の内窓作製で活かされています。

今ではすっかりDIYマスターのきよさんですが、はじめから思い通りに出来ていたわけではありません。
失敗を恐れず、手元にある工具を使い、工夫を凝らして行く中でDIYスキルを高めてきました。

「私には無理」と諦めるのではなく、まずは「失敗してもいいからやってみよう！」とチャレンジする気持ちが、DIYの入り口ではとても大切なことかもしれませんね。