細部にこだわったトイレのレイアウト

ぱっと見た感じで、色に注目してしまうikukoさんのトイレ。確かに色にもこだわりましたが、もう1つこだわったのは、そのレイアウトです。

トイレの正面に扉がありました。一部トイレ内に出っ張っているのはマンションの共用部分、パイプスペース（縦管）。
リフォームで動かすことが出来ないスペースです。

扉を横に移動。以前のトイレは、便器が背中の壁にくっつくように配置されていましたが、リフォーム後は少し前に出ています。

これは、廊下に描かれているアールにトイレの壁面が沿うように配置したかったためです。
壁面がアールを描いている分、パイプスペースまでの距離が短くなってしまいますが、パイプスペースは動かすことができません。なので、便器を少し前に出したというわけです。

また、扉はアールに沿わせることは出来ないので、トイレの扉と洗面室の扉には、半円形のラインが重ならないように。しかしそれによってトイレが窮屈に感じないように配慮したレイアウトです。

また、浴室を入れ替えたことで、Beforeよりも浴室側にゆとりが生まれたため、そのスペースを使って、手洗いと収納を兼ねたカウンターを設置。サンワカンパニーのレプトカウンター壁付ブラック（左水栓・左吊元。LEP104LP）のカウンター部分を一部カットして取付けています。

照明は50W相当・400lmのLEDペンダントライト（電球色）。
トイレの中央ではなく少しずらした位置に取付けたことで、空間にメリハリが生まれています。

1つ1つのレイアウトにこだわりと意味があるトイレが完成しました。