シンディーさんのキッチンカウンターに施工した大谷石についてのレポートです。
キッチンを対面型に変更したことで生まれた壁に、大谷石を貼ることにしたシンディーさん。
リビング全体の雰囲気を決める大きなポイントになっています。
自然を感じさせる素材が好きだというシンディーさん。大谷石を、リビングからよく見えるキッチンカウンターの側面に使っています。
大谷石施工前の様子
下地は石こうボード。
横300×縦150×厚さ20の長方形にスライスされた大谷石を、石と石の間に間隔をあけない張り方「眠り目地」で張っています。ただ全く隙間がない状態にしてしまうと、何かの力が加わった際に石が欠けてしまうおそれがあることや、石材1枚1枚に微妙な大きさの違いがあることから、1mmに満たないような僅かな隙間を空けて施工しています。
紙やビニールを挟み、隙間を調整。ボンドで固定していきます。
張り方は縦のラインを揃える通し目地ではなく、互い違いになるように張る馬踏目地に。張るのは下から貼っていきますが、高さの調整は最下部の石材をカットして行っています。
わずかに青みがかったグレーをベースに、「ミソ」と呼ばれる、天然の大谷石特有のランダムな模様が入っています。今回シンディーさんが使用した「荒目」はこの「ミソ」が大きく、硬いのが特徴です。
大谷石は吸水性の高い石。切り出したばかりの時期は水分が多く青みが強く出ており、乾燥するほどに白っぽくなっていきます。
ただし、主に外壁等で使用される素材なので、室内で使うにあたっては注意が必要です。
石の中では比較的柔らかい素材なので、直接触るとぱらぱらと手に粉が付きます。
大谷石は栃木県宇都宮市大谷町付近で採掘される石材です。かの有名な建築家フランク・ロイド・ライトも魅了され、旧帝国ホテルライト館や旧山邑家住宅(ヨドコウ迎賓館)の建材として利用しています。
リビングからの眺めを最高にしたかったというシンディーさん。
今回のリノベーションの中で、この大谷石が一番単価が高かったのだとか。大谷石はキッチンカウンターの枠の中にきっちりと収まり、アート作品のような雰囲気もあり、シンプルなリビングで一際存在感を放っています。
大谷石 カウンターキッチン 対面式 荒目ダイヤ挽き 馬踏目地 馬目地 眠り目地 長江陶業の調理台・カウンター 調理台・カウンターの施工
- ブランド:
- 長江陶業
- 品名:
- 大谷石 荒目ダイヤ挽き・OY-20
- 寸法:
- 幅300mm × 奥行20mm × 高さ150mm
- 重量:
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 関連サイト:
- http://minotile.com/catalog15/index.html#page=487
- 分野:
- リフォーム リノベーション
- 住所:
- 宝塚市逆瀬川1-14-6
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- 0797-72-3450
- URL:
- https://www.wills.co.jp/refor...