アユアカさんの住まいは、LDKとその他の水回りが離れています。
それを繋ぐのは、大きな廊下。
「よく家造りの雑誌なんかには、『水回りは一箇所にまとめて家事効率を良くしましょう』というようなことが書かれていますが、私はそうは思わなくて。実家は農家で、トイレが離れにあったんです。一度外に出てからトイレに行っていたくらいなので、別に近くなくてもよかった。そして、ちょっと神経質なので、LDKのすぐ近くにトイレやお風呂があると、気になって一日中掃除してしまいそうで…」とアユアカさん。
この廊下がお気に入りだというお子さんたち。
「上の子がトイレに行くときは、いつも『トイレ行ってくるー!』と三輪車に乗って行くんですよ(笑)この距離を楽しんでますね。でも、我が家の三輪車は大人も乗れるのですが、私も一度乗って廊下を走ってみたんです。そしたら、景色が変わる感じが結構面白くて。街を探検しているみたいな。だからか、と思いましたね。下の子もヨチヨチと散策を楽しんでいます」
廊下の長さが約7.5mあるからこそ、子どもはもちろん、大人もワクワク感を感じることができるのかもしれません。
住み心地について質問すると
「この廊下を作って正解でした。すごくゆっくりできるんです。例えば、以前住んでいた家はリビングの隣にすぐ洗面室・浴室があって。お風呂から上がると、リビングの物音や声が聞こえるんです。リビング側にも音が伝わるので、お風呂から上がった途端に子どもたちが気付いてやってきて…。髪の毛を乾かす時間もなくて、濡れたままリビングへ戻っていました(苦笑)それが今は、お風呂から上がっても廊下があるので、リビングの音も気にならないし、向こうも気付かないんですよ。だから髪の毛を乾かす時間も確保できて、気持ちに余裕が生まれました。わずか5分でも自分の時間があって、リフレッシュできるというか…」
スペースを繋ぐために存在する廊下。
アユアカさんにとっては、次へ次へと流れていってしまう時間と生活に、ほんの少し区切りを付けてくれる空間でもありました。
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 分野:
- リフォーム リノベーション
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