のりすけさんのコンパクトに作られた洗面化粧台についてのレポートです。
構造用合板とメラミン化粧板をカウンターに使った造作洗面台。構造用合板の積層になった断面を活かしながら、メラミン化粧板で上品に仕上げています。
コンパクトに仕上げられた洗面化粧台
選ばれたパーツはどれもシンプルですが、明るいイエローのクロス(リリカラ・LW-771)がアクセント。
洗面台の展開図
カウンターは構造用合板にメラミン化粧板を張って仕上げています。メラミン化粧板は水に強いため、水周りに向いている素材。
今回使った構造用合板は、24mm厚のもの。その上に厚さ1mmのメラミン化粧板を貼り、25mmに。
その下にさらに2枚の構造用合板を手前側だけ、貼り重ねています。見た目の厚みは、合計73mmです。
「前から見たときに、洗面ボウルの底が見えるのが嫌だったんです」と、のりすけさん。
洗面ボウルは半埋め込みタイプ。薄いカウンターだと下から洗面ボウルの底が見えてしまいます。そのためカウンターの手前部分だけを分厚くして、洗面ボウルが見えないようにしたのだそうです。のりすけさん曰く、「全面に貼ると重たくなるし、もったいないから」とのこと。
構造用合板の表面には、抜け節や割れなどがあるものが多く、ラフな印象に仕上がる素材です。しかし、メラミン化粧板で表面を覆い断面だけを見せることで、ラフさを感じさせずに仕上げることもできます。
洗面台の排水管と給水管。
止水栓にワンレバーの製品(ユーロアングル壁用止水栓)を使用し、スッキリと仕上げています。
「もともと構造用合板は積層になっている素材なので、貼り重ねてもほとんどわかりません。メラミン化粧板も積層の一部になって、いい感じです」(のりすけさん)
厚みのある素材を使うと、どっしりと重たい感じになりそうですが、丸くコンパクトな洗面ボウル、シンプルな水栓、明るいイエローのクロス、そして積層になった構造用合板の断面が、軽快で美しい印象を与えています。
- 施工・購入:
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