のりすけさんのロフトについてのレポートです。
のりすけさんのマンションは最上階。リフォームをする前に、天井裏に隠れていた空間を発見したそうです。浴室だったこの場所を、下部はシューズクローク、上部はロフトにすることに。それほど広さはありませんが、マンションでは珍しい贅沢な空間を実現しています。このロフトはのりすけさんの隠れ部屋になる予定です。
ピンク色のクロスが印象的なシューズクロークの上部にロフトがあります。
ロフト内では、立つことは難しいですが、床に座って過ごすには十分な高さを確保しています。
ロフトのBefore図面
元は浴室と押入でした。
ロフトのAfter図面
浴室はシューズクロークに。押入はそのまま和室の押入れに変更。
断面図
シューズクロークと押入れの高さを1800mmにし、ロフトに高さを確保。
和室とロフトの間には壁を設けず、棚板2枚だけを設置。ロフトからは廊下だけでなく、和室やリビングも見下ろすことが出来ます。
「ロフトの高さを確保するために、床は構造用合板1枚で仕上げました」と、のりすけさん。
この1枚で、シューズクロークの天井、ロフトの床、そして和室押入れの上枠、と3役をこなしています。
注目したいのは、押入の角部分。一部ロフトの床(押入の天板)が10センチほど奥に向かって削られていることに気づきます。
「和室から見たときは建具枠なので、枠感とミルフィーユ感(構造用合板の断面の積層)を強調するため、あえて床の一部を削って縦勝ちの納まりにしてもらいました」とのりすけさん。
細かい配慮がなされています。
和室の床は一段高く、ロフトと和室の距離が近く感じます。
飾り棚に設置した間接照明の光は、梁に当たって和室にも。光のラインがきれいです。
ロフトには、脚立で昇り降りする予定。
工夫してロフトをつくったわけは…?
「ここで本でも読みながら、お酒でも楽しもうかと思って」
天井裏に見つけた空間をうまく使ったロフト。横だけでなく、縦にも空間が広がると、ぐっと空間が豊かな感じに。リノベーションの際は、まずは一度天井裏を覗いてみる。これは鉄則かもしれません。
- 分野:
- リフォーム リノベーション
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