思う存分飾りつくす「ディスプレイキッチン」

のりすけさんのキッチンについての記事です。

対面式のキッチン。システムキッチン自体はスタンダードなものですが、カウンターの下に造付けの棚を入れ込み、飾り棚の機能を持たせています。

システムキッチンはオーソドックスなもの。クリナップのクリンレディです。
無機質なキッチンを、構造用集成材で囲っています。

システムキッチンに設置されているカウンターは、キッチンよりも150mm高く設定されています。カウンターの下には、合計12個のディスプレイスペース。

キッチンカウンターの展開図

外側は厚さ50mmの構造用集成材。オイルステンクリア仕上げで木目を活かしています。
内側と固定棚は構造用合板です。

3段に分かれた棚は、内部を上段と下段はグレー、中段は白に近い薄いグレーで塗装。
こちらは不透明のペンキでしっかりと塗られているため、木目はほとんど見えません。構造用合板のラフさが消えて、上品な印象です。

小口面は無塗装にし、構造用合板の積層になった断面をそのまま見せています。

カウンターの幅は300mm。棚の中だけでなく、カウンターの上にもディスプレイできます。

「小物を集めるのが好きで、たくさん持っているんです」と奥様。
「それを飾るスペースをつくりたいなと思って」とのりすけさん。

飾ったものを眺めるのはもちろん、どこに何を飾るかを考えるのも楽しみのひとつ。

バックカウンターにも見せる収納がつくられています。
真正面からキッチンを見ると、手前にも奥にもディスプレイスペースが。
気分で…、季節で…と、思う存分、飾りつくすことができます。