中古戸建てのリノベーションを自ら舵をとり、行ったnipperさん。
玄関を入ると、すぐそこにリビングが広がっています。
リビングと玄関の境界線は床に置かれた木箱と下駄箱。とてもゆるく区切られており、リビングの一部に玄関があるといったほうがいいかもしれません。
前の道路が行き止まりになっていることや、向かいに家がないことなど好条件の立地あってのプラン。開放感のある玄関とリビングが実現しています。
玄関は左側の扉。すぐ右側には大きな窓(約2.5m四方)があり、ここはリビングという位置付け。
室内から。
窓の側には大きな鉢植え。玄関扉の前にはラグが敷かれ、扉と窓の間の床には木箱がさり気なく置かれています。「ここから左側はリビング」という目印。
下駄箱の足場板と漆喰の壁がひとつのラインをつくっているように見えます。奥行きはこのあたりまで。
クリスマス前の様子。
このときは、クリスマスツリーが置かれていました。
壁はないけれど、なんとなく仕切られています。何もないと少し落ち着かないような気持ちになりそうですが、仕切りがあると安心。
とはいえ、玄関から見たリビングはこんな感じ。
開放的な空間が広がっています。
立地条件にもよりますが、一戸建ての玄関のイメージは、暗かったり、狭かったり…。他の居住スペースを確保するためにコンパクトに作られることが多い空間。反対に、日当たりのいい場所に作ると、玄関で光が遮られてしまってもったいないということも。nipperさんのように、玄関をリビングの一部としてプランニングすることで、玄関の開放感も、リビングの明るさもどちらも確保できます。