家の近くに竹藪や川があることもあり、蚊取り線香は我が家の夏には欠かせない道具だ。
が、引っ越し当初に奮発して購入した南部鉄器の蚊遣りはこの数年ですっかり錆び付き、今ではもっぱら蚊取り線香の缶に付属してきたホルダーをそのまま使うという残念な有様…。
そこでこの夏、蚊遣りを新調してみることにした。
本当は鉄製の重厚な雰囲気が好みだったのだが、どうせすぐに錆び付かせることになるだろうと思い、色々検討した末にAmazonで購入したのがこれ。
山崎実業 蚊取りポット ブラック 7917
サイズ(約):W16×D16×12cm
• 本体重量(約):700g
• 本体:陶器
• 原産国:中国
•価格:2052円
陶器製のシンプルな蚊遣りだ。一見すると、まるで壺のようなコロンとした丸いフォルムが可愛らしい。
色は黒と白の二種類があったのだが、汚れが目立ちにくいのと我が家の玄関に合うのはこっちだろうと黒をチョイス。
蓋を開けたところ。内側もつるんとしている。
蓋の内側。
Amazonのレビューによると、ひと夏も使用するとこの蓋の内側にべったりと脂が付着して酷く汚れるらしい。
ただ、汚れると言っても洗剤などで洗うとするっと汚れも落ちてしまうらしい。
南部鉄器製の蚊遣りにも脂はよく付いたが、鉄製なのでごしごしと洗うわけにもいかず難儀したことを思えば、むしろこっちのほうが便利なのではないか。
レビューの中には蓋の咬み合わせが悪くてガタガタする、エッジの作りが雑だという声もあったが、個人的は全く問題のない仕上がり。
グラスウールの不燃マットを敷いた上に、15mmのジャンボ蚊取り線香を置いたところ、ちょうどぴったり収まった。
うちではこのジャンボサイズを愛用しているので、これは嬉しい!と喜んだのも束の間、ジャストサイズ過ぎて、陶器と線香が接する箇所で火が消えてしまうことが判明。
この問題は、不燃マットではなく蚊取り線香立てを中に入れて使うことで解消したが、蚊取り線香立てでは中央と端の二か所から火をつけて使うというやり方(煙は二倍、燃焼時間は二分の一。短時間だけ使いたいときに便利)ができないのが少し残念だ。
ちなみに通常サイズ(13mm)の蚊取り線香だと、付属のホルダーごと中に入れて使える。
実際に使用してみたところ。
黒いボディからゆらゆらと煙が立ち昇るのがいい感じ。
開口部が小さいので、急な雨の場合や子供の水遊びの水がかかっても、簡単に火が消えたりしないのがいい。
陶器製なので持ち運びには向かないが、専ら玄関先に据え置いて使う分には特に問題はない。
ただ、開閉時のウッカリや子供が割ってしまわないかという点は不安…。
ゴーヤカーテンを背景に、縁台の上にて。
これからも大事に長い間使っていきたい。