寝室で寝ながらYouTubeが見たい!という欲望からプロジェクターを衝動買い。しかし十分に活用できていませんでした。
すっかり寝室のオブジェと化してしまったプロジェクター。見るたびに心が痛む…。「いい加減、そろそろやるか」と重い腰を上げることにしました。
持っているのはLGのPH450UGという超単焦点プロジェクター。
見たいものはYouTubeなので、そこまでの画質は不要。そして高価なものは買えない。設置場所は寝室。スペースに限りもあるので、一般的なプロジェクターは検討しませんでした。
YouTubeが見られる。コンパクト。気軽に楽しめる。そして比較的安価なもの…。
その条件に当てはまったのがLGのPH450UG。
ただ上下左右ともにレンズシフト機能はなく、設置場所はスクリーンの正面に限定されます。
(キーストーン補正はあるので、垂直方向には多少動かせます。)
それを今まではどんな風に使っていたのかというと…。
こんな感じ。
プロジェクターを購入し、ひとまずスツールに置いてみたが、高さが足りなかったので段ボール箱で調整。
おお!さすがは超単焦点。壁からわずか7cm離しただけで、40インチに!
と、いうところから約1年が経過…。
どう設置するか、オットと案を出し合いました。
一番オーソドックスな案1。
場所はそのまま、「ちゃんとした台とスクリーンを買う」というだけの案。
でも実はこの場所に不満がありました。
横向きになって壁に映る画面を見るわけですが、オットが邪魔で画面が見えない!
寝る場所を交換すればよいのですが、冬場冷たい風が私側を通過するらしく(私はあまり感じていない)、寒がりのオットには酷かなと。
ちゃんとした設置場所を考えるなら、もっと大きな画面で楽しみたい…。
合わせて、もう一つ追い風が。
YouTubeを見るには、手持ちのiphoneをHDMIケーブルでプロジェクターに接続する必要がありました。
しかし、androidならワイヤレスでミラーリングが可能。
我々、この1年の間にandroidのタブレットを手に入れていました!
ケーブルが不要なら、プロジェクター設置場所の自由度が上がります。
というわけで考えたのが案2。足元に衝立を立てて、そこにスクリーンを張り、投影する方法。
「部屋に圧迫感が出るし、出入りの際にぶつかりそう…」と却下。
次に考えたのは、出窓上部の壁にプロジェクターを設置して、天井に映すという方法。
「地震のときに落ちてきたら危ない」と却下。
最終案。
ベッドの位置を変更し、足元側に棚を取り付ける案。
壁に直付けしてもよかったが、下地の位置がわからないのと失敗したら取り返しがつかないため、2×4材を使うことにしました。
80インチの大きさで投影するには、スクリーンからの距離が33cm必要。
本体の長さは20cmなので、棚の出幅は53cm…。常に50cmの棚が壁から出ているとなると、邪魔に感じたり、足が当たる可能性もあるなと考え、使うときだけ引き出すスライド式の棚にしました。
縮尺は適当ですが、立面にするとこんな感じ。
2×4材は、「ラブリコ」というパーツを使って、床と天井に突っ張り棒の要領で固定します。
プロジェクターの高さは、実際にベッドで寝転がってみて、見やすい位置をシミュレーションしました。
棚とスクリーンは2×4材にするので、壁には傷をつけずにすみます。
そうと決まれば早速買い出しです。
※購入したもの※
・2×4材→2本
・ラブリコ→2個
・910mm×300×18mmの板(ノッティレッドパイン集成材)→1枚
・600mm×300×18mmの板(ノッティレッドパイン集成材)→1枚
・木材塗装用の塗料(ターナーのミルクペイント<ピスタチオグリーン>)→1個
・スライドレール(ミニベアリングタイプ246mm)→1セット
・上記取り付けネジ→1セット
・L字型のブラケット→2本
・ニトリの遮光ロールスクリーン1800mm×2200mm→1つ
ロールスクリーン以外は、ホームセンターで購入しました。
2×4材は、なるべく歪みやねじれの少ないものを選んだつもりでしたが、それでもやっぱり歪んでいました。
まずは木材にサンダーをかけて、表面のざらつきを取り、塗料が乗りやすいようにします。
次は塗装。
薄めずそのまま刷毛で塗っていきます。
夏なので、乾きが早い!
新聞紙の上で塗ったら、板から垂れた塗料と新聞紙がくっついて、ちょっと大変でした。注意ポイントです。
2×4材は結構凸凹していて、塗り残しもぽつぽつ…。まぁ、ベッドやスクリーンに隠れる部分もあるし、とあまり気にしません。
1時間ほど乾かしたら次は2×4材をカットします。
天井までの高さ-9.5cmの長さにします。
ベッドを移動させてから、2×4材を設置。
続いてスライド式の棚を作ります。
スライドレールは引き出し用のものを使いました。
通常は横に設置するものですが、平面(平置き)でも使えるとのこと。ただし耐荷重は1/4になるそうです。
耐荷重10kgなので1/4だと2.5kg。プロジェクターの重量は1.1kg。問題ないでしょう。
このスライドレールの設置に時間がかかりました。
当たり前ですが、左右をきっちり平行に取り付けないとスライドが途中で止まってしまいます。
きっちり直角を測って取り付けたつもりでしたが見事に失敗。
片方だけ外して、再調整。うまくスライドできるようになりました。
ニトリのロールスクリーンは通常取り付けるのとは、表裏を逆にするのがポイントです。
ロールスクリーンは本来3か所で固定する必要があるのですが、2か所にしたため…ちょっとシワが。
下に重りをつけたらもう少しマシになるかな?今後の課題ということで。
快適に映像が楽しめるようになりました!
完成までは約4時間。
費用はスクリーンも合わせて約12,000円。
時間はかかりましたが、安く、自分の好きなようにプロジェクター台を作れて満足です。
今まで以上にプロジェクターを活用できるのも嬉しい!
PH450UGはスピーカーの性能がいまいちなので、次はスピーカーを購入して、このプロジェクター台に載せたいと思っています。