コンクリート打ち放しの壁と、モルタル仕上げの壁。そんなシンプルなダイニング空間は、シンプルなアートであしらいました。
モノクロストライプを組み合わせてクジラをかたどった、3連のファブリックパネル。表面はフラットなのですが、飛び出して見えたり引っ込んで見えたり、ちょっと酔ってしまいそうな模様です。
ちなみに北欧では、布や生地をパネルに張り込んで壁に飾るファブリックパネルがごくごく一般的なインテリアだそう。寒い国は家での生活時間が多く、その空間をいかに楽しむかということを日々考えているのですね。
一方掛け時計は、下に垂れ下がった「6」が印象的なデザインです。
デザイナー曰く、
この「6」という数字は時計にとってとても大事な数字です。対角線上の数字同士を引き算すればそれもまた「6」になります。「6」のもつ重要性を考え、6は他の数字よりも重い（比重がある）ので下に落ちてしまったという概念からすべての数字のストーリーを想像しました。
とのこと。
うーん、なかなかおもしろい発想ですね。縦長の時計というのはあまりない（柱時計くらいですか？）ので、かなり気に入っています。
スポットライトを壁にあてると、なんとなくギャラリーっぽい雰囲気になりました。
ざっぱ〜ん、というドルフィンキックの音が聞こえてきそう。大海原を雄大に泳ぐクジラの姿が見えますでしょうか？
下に垂れ下がった「6」が印象的な掛け時計。ポップでもあり、シュールでもある、なんか不思議な感じ。
【Before】リノベーション前のダイニング。壁にはキース・ヘリングのウォールステッカーを貼っていました。
