6月21日にきよさんのご自宅にお伺いしてきました!
約5年前に自宅をリノベーションされた きよさん。
今回は、きよさんが椅子好きになったきっかけとなった曲木のスツールをご紹介します。
きよさんのご自宅にはたくさんの椅子がありました。
4人家族でいらっしゃいますが、リビングには人数分以上の椅子、ダイニングにはもちろん、サンルーム(土間)にも2脚、そして2階のお部屋にも…。
その中でも、きよさんを「椅子好き」にしたという曲木のスツール、秋田木工のスタッキングスツール(通称:剣持スツール)について話をお伺いしました。
「ちょっと語ってもいいですか…?」
そう話し始められた きよさんの手には可愛らしいスツールが。
このスツールは、1950年頃に活躍した家具デザイナーの剣持勇がデザインしたスツール、「剣持スツール」であること、
曲木細工で作られており、当時は秋田木工だけの技術だったこと、
発表されてから、50年以上に渡って愛され続けており、コレクターも多いこと、
意外と座面の奥行きがあるので、座り心地が良いことなど…。
色々な情報を教えて下さいました。
このスツールがきっかけで、椅子が好きになり、家具が好きになり…。
ご自宅には「1000chairs」という世界の名作チェアが掲載された分厚い本もありました。
たくさんの付箋が貼られていて、一目で読み込んでいらっしゃるとわかります。
きよさんの親戚の方々もこのスツールのファンになって、アンティークのものを購入されたそうです。
ただ、残念ながら5年ほど前に廃盤になってしまったとか。
「実はもう1脚あるんです。」と色違いの剣持スツールが出てきました。
「本当は10脚くらい欲しかったんです。スタッキングできるから場所も取らないし、人がいっぱい来ても大丈夫じゃないですか。でも妻から止められていて…」
「このスタッキングされてる姿もいいんですよ!ほら、かっちりとはまらずに少し隙間が空いていて…。この隙間が好きなんですよね。」
本当に楽しそうに語るきよさんから、この剣持スツールへの愛がひしひしと伝わってきました。