ewanmickeyさんの玄関扉についてのレポートです。
既製品ではサイズが合わず、オーダーすることになった玄関扉。ウォールナットの無垢材で作られています。
まず来客を迎えるのがこちらの扉。
ewanmickeyさんの住まいの家具やフローリングなど無垢材のものは全てウォールナット材を使用しています。統一感を出すため玄関扉もウォールナット材でオーダー。
建坪約9坪というコンパクトなewanmickeyさん邸。玄関扉の幅は狭く、既製品の中にはサイズが合うものがなかったため、東邦家具に製作を依頼したそうです。
室内から見た様子
重厚感のあるウォールナット材に、光と抜け感をもたらすスリットガラスを配しています。
取手は金具を取り付けるのではなく、手がかりとなる溝を設けたのみ。シンプルですが、扉本体、スリットガラス、取手のシルエットが縦長の長方形で統一されており、リズムを感じます。
玄関先に立つと、廊下の奥に設置されたフランク・ロイド・ライトのタリアセン2の明かりがスリットガラスから見えます。
その積み上げられた沢山のブロックから漏れる間接光は、帰ってきたときにホッとする、やさしい明かり。
扉は天井から吊られています。
ロックはウォールナットに合う真鍮カラー。
素材の性質上かなり重く、大人でもかなり力を込めなければ、開閉することができません。
「家の前面の道路は交通量があるため、小さい子どもには簡単に開けられないようにしました」とewanmickeyさん。デザインだけでなく、飛び出し防止の役割も果たす、優しさも兼ね備えた玄関のオーダードアです。