アカシアの無垢フローリングで温かみのある空間

のりすけさんのリビングの床材についてのレポートです。

「温かみのある空間にしたかった」という、のりすけさん夫婦。LDKの印象を決めるフローリングにはアカシアの無垢フローリングを選びました。

アカシアはマメ科の植物。心材（幹の中央に近い部分）と辺材（幹の周囲に近い部分）の色の差が大きく、色の濃淡が楽しめるのがアカシアの特徴です。硬く、衝撃にも強い木材であることも知られています。

それを長手方向に施工しています。部屋の長手方向とフローリング方向を合わせることで、部屋が広く見えます。

巾木は構造用合板。アカシアよりも色が薄く、色幅もないためすっきりとした印象に仕上がっています。

使ったグレードは、ワイルドグレード。節や白太などが多く含まれる色幅が多いものを使っています。「無垢フローリングドットコム」で購入したそうです。

実は、使用したフローリングは2種類。

アカシアユニワイルドフローリング（オスモ自然塗装、品番：AK1UT）は幅が狭い90mm。
アカシア乱尺ワイルドフローリング（オスモ自然塗装、品番：AK3RS）は幅広の120mm。
幅狭と幅広を、1：2の割合で混ぜています。（写真中央付近のフローリングを見比べると、幅の違いがわかります。）

「板の幅が細いものと太いものを使って、動きを出そうとしたんですけど、色幅が大きいのであまり目立たなくなってしまいました（笑）」とのりすけさん。

夜も雰囲気があります。

確かに幅の違いは注意して見ないとわかりませんが、2種類を混ぜて使うことで、より躍動感が出ています。