茶殻入燐寸

最近ではマッチを使用する家庭は少ないんじゃないかと思うが、
我が家は、冬季は薪ストーブに、夏季は蚊取り線香にマッチを使用する、マッチのヘビーユーザーである。
丁度３年程前に購入したマッチを使い切ってしまったので、
今季（2015年～2016年にかけての冬）の薪ストーブ用に新しいマッチを購入することにした。
５季に亘り薪ストーブにマッチで火をつけ続けてきたが、
未だに薪ストーブに火をつけるのにライターや着火剤を使用する気は起らないので、
今後もマッチのヘビーユーザーでいるつもりだ。
また、夏は夏で、竹藪と川に近接する湿度の高い我が家では、蚊が多く、蚊取り線香が必需品であり、マッチは欠かせない。
ちなみに、薪ストーブ・蚊取り線香以外でも、花火や七輪に火をつけるのも専らマッチを使用している。

３年前にマッチを購入する際には、箱のパッケージに惹かれてナカムラのマッチを選んだのだが、
今回は、マッチの中身？で選んでみた。というのも、今回購入したのは、「茶殻を使ったマッチ」。
何と言っても、今住んでいるところがお茶所に位置するので、お茶殻が使われている、ということに食い付いてしまった。
このマッチは、神戸マッチ株式会社と株式会社伊藤園が共同で開発したもので、
「お～いお茶」で有名な伊藤園のお茶殻を、通常マッチに使用される硫黄の代わりに頭薬部分に使用したり、
軸木部分にお茶殻エキスを染み込ませたりしている。
お茶殻を使っているからといって、お茶の香りがするわけではないが、
硫黄を使用していないので、マッチ独特の臭いがしなかったり、お茶殻をエキスを染み込ませることで消臭効果が生まれる。

お茶の香りはしません、と商品説明にも書いてあるが、
頭薬部分の色はお茶を感じさせる深い緑色をしており、何だか愛着が湧く。

使用していて特に他との違いは感じないが、お茶が無駄にならずに使われると思うと、何となく嬉しい。