モニョさんの家にある隠し扉についてのレポートです。
「家の中に隠し扉があったら面白いだろうなと思って」とモニョさん。リノベーション担当者も「それは面白い!」とたいへん乗り気だったのだとか。
とはいえ、隠し扉であっても実用性は譲れません。かといって中途半端な隠し扉は意味がない。
さまざまな工夫と、リノベーション担当者と職人さんの協力もあり、クオリティの高い隠し扉が完成。
モニョさんもとても満足しているのだとか。初めて訪れるゲストはみんなビックリするそうです。
この写真に写っている扉は、右から、ガラス入りのリビングドア、構造用合板の引き違い戸(収納用)、左のグレーの開き戸(将来の子供部屋用)の3つ…のように見えますが、実はもう1つ、書斎用の扉があります。
どこかわかりますか?実は…
ここに扉があります。
右側に見えているのは収納用の扉、左側は窓…。そう、この真正面の壁面に見えるここに、隠し扉が設置されているのです。
このように開きます。
開き戸のように回転するのではなく、引き戸のように真っ直ぐ横に移動するのでもなく…。車のスライドドアのような動き方、というとわかりやすいかもしれません。
開き戸よりも軌道がコンパクト。それでいて、しっかり開放することができます。
隠し扉の向こうにはモニョさんの書斎があります。
書斎の内側から扉を見るとこんな感じです。
スガツネ工業のモノフラット・FAD-54型。このアーム式金物が隠し扉を実現させています。扉を閉じたときに、扉と壁面がフラットになるのがこの商品の特徴です。
「隠し扉をつけたいな、というのは思っていたのですが、具体的にどんなものを…とまではイメージしていなかったんです。なので当初は、忍者屋敷の『どんでん返し』のような回転扉の案もありました(笑)ただ、回転扉だと扉の開口部が限られてしまうので、物の出し入れが大変ですし、内側にも外側にも扉が回るスペースが必要で、それはないなという話になって。そんなときにこのパーツをリフォーム担当者の方が見つけてくれました」とモニョさん。
扉には足場板を貼り付けていますが、あえてラインを揃えずバラバラに。ここを真っ直ぐにしてしまうと、隠し扉の存在に気付かれてしまいます。
また、3つ並んだ飾り棚のうちの1つ(一番下)が、扉を開閉するための取手。
1つだけだと目立ってしまうので、他の場所にも付けましたとモニョさん。扉を閉じた時に壁面に見えるように細やかな配慮がなされています。
ただし、実用性がなくてはいけません。一番下の棚にだけ、取手として使いやすいように手がかりを設置しています。
扉を閉じるとこの通り、ただの壁面に。細部にまでこだわったことで実現したクオリティです。
「初めて家に来た人は大体驚きますね(笑)集中できるので、普段から結構この書斎で過ごすことも多いです」とモニョさん。
モニョさんの家の中にある隠し扉は、毎日が楽しくなる遊び心と実用性が両立した扉です。
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- ブランド:
- スガツネ工業
- 品名:
- FAD-54
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 関連サイト:
- http://digital-book.sugatsune.com/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUp&mode=PAGE&catalogCategoryId=&catalogId=346210000&pageGroupId=282&volumeID=SGT00001&designID=ARCH
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