新築のマンションを購入して15年。さすがにあちこちほころびが目立つようになってきた。
とくに木製のキッチンは貼ってあるシートがはしばしから剥がれてきているし、人造大理石は汚れがしみ込んで、いくらこすっても取れない。身長が150cm弱のつれあいにはワークトップが高すぎて使い勝手もよくなかった。
油がベトベトで掃除する気力をまったく失せさせる換気扇に後押しされて、ついにリフォームを決断。
自分たちの思い描く理想のキッチン探しの旅に出ることになった。
まずは、キッチンの素材やメーカーを知るために各社のショールームを巡る。
ショールームはだいたいターミナル周辺にあるので1日で3、4社ほどは見学できた。
いままでキッチンに関してはたいして知識を持たなかったが(というか、まったく関心がなかった)ショールームをまわり、じっさいに製品を見ていると素材やデザイン、収納など、いろいろと理解が深まってくる。
これからは持ちものを減らしてミニマムに暮らしていこうと決意したので収納にそれほどこだわりはなかった(現状の吊り戸棚は撤去する予定)。
素材は長く使えそうなステンレスが見た目もすっきりしているし、スタイルは脚付きだとかなりカッコよく見える。
この条件に合う製品を販売しているメーカーは3社ほどあったが、地元の工場で製作している、という単純な理由で永大のゲートスタイルキッチンS-1にすんなり決定。あとは工務店選びとなったが、これがけっこう難航…。