いままでどれだけのテフロンフライパンを捨ててきただろうか。
買ってしばらくはこびりつかないが、1年もするとだんだんと雲ゆきがアヤシくなってくる。あとは坂道を転がるように材料がどんどん鍋底にくっつきだす。
長年使い込んだ鉄製のフライパンも持ってはいるが、径がすこし小さいので(24cm)今回、思い切ってモヴィエルのステンレス製フライパンを購入(26cm)。
最初からこれを買っておけばよかったのだけれど、なにしろフランス製だから値段がバカ高い。
中国製のアルミ製テフロンフライパンならホームセンターで2000円もしないから、10枚以上使い捨てにしてもまだまだおつりがくる。
でも、台所にひとつくらい「いいもの」があってもいいだろう。まあ、これからはなにを買っても「一生もの」になる年齢になってしまったけれど…。
新しいフライパンが来て、なんだかうれしくなってきたので、さっそく調理をはじめる。
きょうはスーパーで安売りのラムチョップを購入(オーストラリア産)。
フライパンを十分あたためたらサラダ油をすこし入れ、ローズマリーとニンニクを投入。
フライパンに油がなじんでいるかどうかは、何回か経験を積めばすぐにわかるようになると思う。よく熱したフライパンに油を入れると、ちょっと浮いたような感じになる。このタイミングで肉を置けばほとんどこびりつくことはないだろう。
あとは肉の両面、側面をそれぞれソテーしていく。
熱の通りはかなり均一で、鍋に厚みがあるからか、分厚い肉にもじっくり火が入る感じだ。
思っていた以上に、うまい具合に焼き上がった。
ヒラタケ、白マイタケ、ヤナギマツタケと白ネギをバターで炒めて、白ワイン、塩、こしょうで味付けたものを添え、生トマト、赤ワインを煮詰めたソースをかけて完成。