ラタンとプラスチックを組み合わせたランドリーバスケット

プラスチックとラタン（藤）の異素材を組み合わせて出来たランドリーバスケット。
生活用品のアイテムに、ちょっとエッジのきいたものやおもしろいものを選んで家事が楽しくなるようにしています。

この製品は、フィリピンの原住民アイタ族が、伝統的な"編み"の技術で、ラタンとプラスチックを使いハンドメイドで制作したフェアートレード製品です。

デザインは、フェアートレードNGO"Preda"がドイツのアーティスト Cordula Kehrer に依頼してできたものです。他にもカタチや色の組み合わせが色々あってどれもかわいく欲しくなります。

以前に海外の雑誌で見かけて、ずっと欲しかったもの。
やっと日本で販売しているショップをECサイトで見つけたものの、売り切れ。あまりに欲しかったので、お店に電話したら、ありました。
色も数種類から選べたので、グリーンを選択。
プラッスチックバケツ下パーツにラタンが入り込んで編み上がっている作りが、コンクリートの建物にツタが這っている情景が思い浮かびました。

工業的なものと手作業のもの。対照的な素材と作り方。このミスマッチな組み合わせが、ユニークなデザインを生み出していると思います。
発想に心がワクワクしました。

底の部分。竹のかたちに合わせて、プラスチックに穴があけられています。

ひっくり返したら、こんな感じです。真ん中にOROCANとあります。OROCANは、フィリピンのバケツなどの生活用品を製造している会社です。

ラタン（藤）製で、周りのものに当たってもキズを付けないところや水分が含みやすい底部分がプラスチックで機能的にもよいです。

このバスケットの名前は、『BOW BIN DIAMONDO』 BOWは弓で、BINは容器という意味。編み模様をダイアモンドと名付けたみたいです。
このデザインの主旨は、プラスチックとラタンを融合させたことで現代の国際化された社会における手工業のあり方や、手工業を担う人々のことを問うデザインにしているそうです。