リビングに造作した収納。
個室には収納を設けず、お部屋の中のクロゼットはここ1箇所に集約しています。
色々な種類の物を収納する前提があるからこそ、奥行きを変化させて、斜めの扉でつなぎました。
玄関に入ってすぐのところが800mmで、徐々に奥行きは狭まり、最終的には550mmになっています。
内側には4つに仕切られており、一番幅がある部分は押入仕様。
その隣は掃除機などの多目的収納、更にご主人様の洋服、奥様の洋服、という順番に収納することを想定しています。
通常のクロゼットだと、奥行きは600mmとなっていることが多いですが、小柄な女性にはそこまで奥行きがなくとも十分。
逆に、男性の場合は奥行きが足りず、扉を閉めるとハンガーが斜めになってしまったり…。
収納するものによって奥行きを変化させるのは、無駄なスペースを作らないことに繋がります。
また、玄関側からリビング側に行くにつれて奥行きが狭くなっていくことによって、視覚的効果も。
手前から奥へと、広がりを感じられるようになっています。
手前には布団が入れられるように中段を設け、多目的スペースは、自分たちでシステム収納のように使う予定。
洋服を仕舞うことを想定した、リビング側の2箇所に設置したハンガーパイプは、なんとガス管。
細部にもこだわっています。
高さをおさえ、天井との空間を設けたのも特徴的。
扉付きの収納は、全てを隠すことができるという魅力がありますが、使い方に制限が出ることも。
今回は、天井から500mmの位置に、クロゼットの天端を持ってきています。
この空間があることで抜け感が生まれ、これだけ大きな収納があっても圧迫感を感じません。
また、クロゼットが大きな箱のように見える面白さもあります。
クロゼットは部屋の中でここだけ。2つある洋室には、収納を設けていません。
「6畳一間のひとり暮らしのように、何でも一つの空間でできるようにしたいなというのが元々の考えとしてあって…」とarakazさん。
家族のものが全て集約される収納。
リビングを生活の中心にしたいというarakazさんの思いが反映されています。
- 重量:
- kg
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 分野:
- リフォーム リノベーション
- 住所:
- 宝塚市逆瀬川1-14-6
»地図を見る - 電話:
- 0797-72-3450
- URL:
- https://www.wills.co.jp/refor...