nipperさんのリビングの床についてのレポートです。
nipperさんのLDKの床はモルタル仕上げ。冬場の冷たさを考えて、直埋式の床暖房を設置しています。
リビングの様子
床はモルタル仕上げ。寒さ対策として、床暖房(直埋式)を設置しています。
階段の下とキッチン背面の収納下以外は、LDK全面に床暖房が設置されており、冬場もスリッパなしで暖かく過ごすことができます。
上記の表は床暖房施工方法や注意点について書かれたもので、nipperさんが保管していた資料。
直埋式床暖房は浴室などによく使用されています。nipperさん自ら大阪ガスに直接問い合わせ、施工法などについても調べたそうです。
上記は、床暖房設備を施工する際の厚みをnipperさんが計算するときに使ったもの。
余白部分にはメモが。こういった計算も自分で行っています。
施工中の様子
下から4層目、不陸調整用モルタル(コンクリートの凸凹を滑らかに整えるためのモルタル)までは、工務店が施工。
床以外の工事を先に進めていきます。
スタイロフォーム→クリップボード→溶接金網の順番に載せていきます。これは大阪ガスが施工。スタイロフォームは断熱材、クリップボードは凹凸のついたボードです。この凹凸の間に通っているグレーの樹脂管の中を温水が流れます。凹凸があることで、上からモルタルを流し入れてもズレないという仕組み。
周りはしっかり養生し、汚れないように。
モルタルを施工します。一部漆喰を塗った扉などは設置したままに。開閉できるかどうか、確認する必要があるためです。
モルタルが乾いたら撥水剤を塗布。手前が未塗布、奥が塗布後の様子です。
撥水剤で表面に艶が出ました。
アイアンの階段やステンレスキッチンともよく合います。傷など気にせず、子どもを元気に遊ばせることも。
フルオープンできるサッシとの組み合わせで、まるで外と内が繋がっているような感覚。
広さを感じるポイントにもなっています。
モルタル、というと「冷たい・寒い」というイメージですが、実は蓄熱性が高い素材。一度暖まれば、温度が下がりにくいという特徴があります。床暖房とは相性の良い材質のひとつです。
モルタルからじんわりと温もりが伝わってくると、固いはずのモルタルが心なしか柔らかく、包み込まれるような感覚があります。