私が住んでいる地域では、生垣を作ったり、敷地内に緑を設けることに対する助成制度がある。
恐らく多くの地域で同様の助成制度はあると思うので、是非活用して、緑のある空間を増やしてもらいたい。
ちなみに、今回の外構工事は、生垣について助成金をもらうため、
着工前に緑化助成金交付申請書を提出し、
緑化助成事業承認書にて承認を得たうえで施工していた。
そして、工事の完了に伴って緑化助成事業完了報告書と緑化助成金交付請求書を提出していたのだが、
完了検査を経て緑化助成事業完了検査合格通知書をいただき、
晴れて、8.9m×5,000=44,500円の助成金が得られることになった。
こういう助成制度を利用して、
CB塀が立ち並ぶ町並みが変わっていけばいいと思うが、
なかなか難しいだろうなぁ。
ちなみに、我が家のある地域では、
今回の我が家の生垣のように新たに生垣を作る場合はm当たり5,000円(上限50,000円)の助成だが、
CB塀を生垣に作り替える場合はm当たり10,000円(上限100,000円)の助成となるので、
是非とも活用してほしいものだ。
蛇足だが、2012年9月11日の新聞に、
八幡市が、民家のブロック塀を撤去し生垣を設置することへの助成制度を開始するとの記事が出ていた。
目的が、「緑化」ではなく「災害時の避難」であるところが今までの他市町の生垣助成とは異なる。
災害時にブロック塀が倒壊し避難経路を塞ぐということは、以前から危惧されていたことで、特に狭隘道路の多い地区では問題になっている。
景観・環境という面からは勿論、防災・減災という面からもブロック塀→生垣が有効だと考えているのだろう。
私もそう思う。
個人的には今までブロック塀の倒壊は地震時のみと思っていたが、先般の豪雨災害で水害時にも倒壊することを認識させられた。
ブロック塀が水圧(水と共に流れてくる泥やゴミなども)により倒壊するのだ。
また、倒壊しなくても、ブロック塀で水がせき止められて水位が上がり床上浸水となるなど、ブロック塀により被害が拡大した例もよく見られた。
(これを防ぐため=水を逃がすため、ブロック塀下部のブロック何枚かを抜いている家が多々見られたが、ちょっと考えられない対策で目を疑った。)
これが生垣になると、水が抜けるため、上記のような被害は少なくなると想定できる。
まぁしかし、ブロック塀の最も大きい問題点は、今回の豪雨災害時でも改めて認識したが、
構造的に問題がある(違法と言ってもいい)ものが多いことだろう(既述の、ブロック数枚を抜いた例もその1つ)。
控え壁の無いブロック塀は勿論、鉄筋すら入っていないブロック塀が結構ある(そして、倒壊しているブロック塀は大抵そういうブロック塀だ)。
だから、一概にブロック塀がダメとは言わないが、
これを機に、ブロック塀が少しでも減り、生垣が少しでも増えると、個人的には大変喜ばしい。